紅葉の京都嵯峨野へ行ってきた

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昨日、家族3人で京都の嵯峨野の渡月橋に遊びに行った。
「車で京奈和を通って行ったらどれぐらいで着く?」
友人に電話をかけた。
「京都に行くんだったら車で行ったら大変だよ。電車で行った方がいいよ」
なるほど。
この話を聞いたので、奈良の天理まで行って電車に乗ることにした。
天理としたのは、途切れ途切れだとはいえ、京奈和でスムーズに行けるのが天理までだからだ。
天理が近づいてくると助手席のしゃべるカーナビ(妻)が、
「天理駅に行くんだったら近鉄の大和郡山駅に行った方がいい」と言いだした。
わが家のカーナビは、道に迷いはじめると不機嫌になるし、ドライバーに不満を言う。
しかも、後部座席のミニカーナビ(娘)が前のカーナビにあわせて文句を言う。
そう言う訳で大和郡山駅に行くことにした。
しかし、ついた駅はJRだった。
駅前で、妊婦らしき人に道を尋ねることにした。
「一通が多いので、難しいですよ」
彼女はこう言った。
大和郡山駅周辺は、一方通行だらけだったし、駅にいたる道がものすごく狭かった。タイルを敷いているように見える狭い商店街を通り、「エーこの道行ったらほんとに駅に行けるの」というような細いところを通って大和郡山駅に着いた。幸いなことに駅の側に駐車場があった。
京都の嵯峨野に行った目的は、トロッコ列車に乗ることだった。
巨大な京都駅の中をい歩いて、嵯峨野行きの電車に乗り、嵯峨嵐山駅の前にあるトロッコ嵯峨駅に着くと1時をまわっていた。
「本日のチケットは総べて完売です」
構内のアナウンスは、こういうものだった。
「おとうのせいや」
案の定、娘は不機嫌になった。
「チケットを買おうと思ったら何時に並ばなあかんのですか」
構内の売店の人に聞くと、
「朝7時からです」
男の人は、真顔でそう答えた。
「グリーン券を販売している窓口でも売ってるけど、1年前から買っていただかないと手に入りませんよ。団体客が全部押さえますから。一般の個人さんは、1か月前からしか買えないのでね。旅行会社などを通じて買ってもらうか、朝の7時に並ぶかですね」
ということは、チケットが買えなかったのは「おとう」のせいではないということだ。
そもそも、指定席制で事前にチケットを買わないと乗れないのだということは全く知らなかったのだが、出発前の夜中に騒いでいても、まったく手に入らないということだけは判明した。
仕方がないので、天龍寺と常寂光寺の紅葉を見て歩くことにした。
それにしてもすごい人だった。二つのお寺を見て楽しんだあと渡月橋に向かって歩いていくと人間が道いっぱいに広がって歩いていた。
「なるほど、今日は歩行者天国なのか」と思っていると、ごくまれに車がとろとろ人の中から現れてくる。
歩行者天国ではなかったのだ。単に人が多いので道に溢れているということだった。
渡月橋が眺望できるおそば屋さんの2階でそばを食べて、スイーツが食べたいという娘のリクエストに応えるために道を歩いてお店を探すと、階段まで人が溢れてお店に入るために行列を作っていた。
「もうあきらめり」
「京都駅に行こう」
「京都駅ならパフェあるで」
京都駅に着いたのは6時をまわっていた。
京都駅は、建物と建物の間に巨大な空間があり、そこには天井がなくて12階の屋上まで階段が続いているという不思議な作りをしていた。エスカレーターが一番上まで2階ごとに踊り場を設けながら続いていた。最上階に向かって登っていくと足が震えるほどだ。
「高くて恐い」
娘は登っていくエスカレーターに乗ってそんなセリフを2回、繰り返した。
最上階の11階にあるレストラン街には、パフェを食べさせてくれるようなお店は見あたらなかった。
下に下がっていくと、途中に英國屋があった。
ここに入って注文したのはワッフルと金時、抹茶、アイスクリームという組み合わせの一品だった。
満足したあと、帰りの切符を買いに歩いた。切符売り場とあるのでどんどん進んでいくと、離れたところから妻に呼び止められた。
よく見るとJRとある。買うべき切符は近鉄線のものだ。
「おとうさんは、きちんと見ないで、いいかげんなんやから」
「そうや、そうや」
娘が合いの手を入れる。
どこかに行くと、いつもこう言って叱られている。完璧な旦那を演じることに成功したことは1度もない。
7時16分に京都駅を出発し、大和郡山に着いたのが8時過ぎ、家に帰り着いたのが9時35分だった。
2時間20分で帰ってきたことになる。
奈良は便利だなあ、という感じがした。


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Posted by 東芝 弘明