ブログがネットでヒットするとき

雑感

年に数回、自分の名前で検索してみる。するとブログの記事のいくつかがヒットする。ときどき、ものすごい規模でアクセス数が伸びることがある。そのときは、記事が繰り返しシェアされ、場合によっては、その記事がスレッドのようになって意見が交わされている。
今日、検索すると自分の記事がテーマの中心になって意見交換されているのを発見した。それは、読売新聞と産経新聞に掲載された岸井成格さんを批判した全面広告、「私達は、違法な報道を見逃しません」に着いての記事「違法な報道?全面広告にびっくり」に対するものだった。

自分のブログが、ときに1日何万件もアクセスが増えるようなときは、ブログとの関係で何かが起こっているときなんだろうな、と思うべきだろう。ネットの中ですごいスピードで拡散されていくときは、注意して見ることにしよう。
と言っても、そういうことは、1年間で2.3回あるかどうか、なんだけれど。

さて、今日はちょっと定期航続している雑誌について書いておこう。
ぼくが定期購読している雑誌は「経済」と「前衛」と「民主文学」の3冊だ。これらの雑誌は時として新しい発見と出逢いをもたらしてくれる。若い時代は、この雑誌とともに「文化評論」が自分を形成してくれたと思っている。文化評論で、真下信一さんが亡くなったときの追悼論文には心惹かれた、というのも記憶に鮮明に残っている。パソコンが普及し、仕事に生かせるようになったときに、「文化評論」では青木慧さんが、「欠陥IBMパソコン」のことを克明に書いた。青木慧さんの読み出したら止まらない文章には、虜になったしお世話になったと思っている。

民主文学の作品は、毎回必ず読んでいる訳ではないのだけれど、2月号を手にして、やはり「須藤みゆき」という作家名に反応してしまった。この人の作品は、追っかけのように読んでみたい気持ちになる。「須藤みゆき」をネットで検索するとよくある名前であるが如く、いくつかの人物にヒットした。作家、「須藤みゆき」は、メジャーではなかったが、この人の作品に対する評論や感想も少し読むことができた。検索するとぼくの感想もヒットするので、あらためて感慨が湧いてくる。今日は、一般質問の原稿を作るので忙しいのだが、一つだけ「須藤みゆき」さんの作品を読むことにする。

「民主文学」2016年2月号を取り出して読もうとして、もう一度本棚を見渡してなんとなく手にしたのは「民主文学」2013年10月号だった。ここにも須藤みゆきさんの「秋ゆく街で」が掲載されてあった。この「秋ゆく街で」は一度読んだことのある短編だったようだが(読んだことを忘れていた)、なんとなく読み始めた。その後で2016年2月号の「春への手紙」を読んだ。
「春への手紙」は、まさに「秋ゆく街で」と対になる連作のような作品だった。たくさんある須藤みゆきさんの短編集の中から偶然読み返した作品が、今日新しく読んだ作品と対をなすものだった偶然に心が動いた。
ときどき、人生には思いもかけないほどの偶然が重なる。

偶然は起こるたびに人を驚かせる。
今回の一般質問は8人。質問の順番を決めるくじ引きでは、つつの中に入ったくじ用の棒を引くことになっている。通告順にクジを引き順番を決めるくじ引きで、最初にクジを引いたのはぼくだった。
ぼくが1番を引いたのは、くじ運の悪いぼくとしては、一生のくじ運を使い果たしたかのようなものだったが、2番の議員が2番を引き、3番が4番になり、4番が3番になった。ここで「おおっ」という感じになったが、物語はここで終わらなかった。5番が5番、6番が6番、7番が7番、8番が8番になった。クジを引いて、こんな結果になるのは、神がかっている。計算すればものすごい確率になりそうだ。


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雑感

Posted by 東芝 弘明