大会決議の報告準備の中で

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党大会決定の報告を行うために、昨日と今日、かなりの時間を割いてもう一度決議と報告を読み直し、綱領と規約も読み直した。
日本共産党の現状分析は、いつもなかなか面白い。
ぼくは、4年前の党大会の代議員だった。その時の党大会は、小泉郵政選挙から半年が経った1月だった。自民党は320議席を超え、国会で圧倒的な多数を手に入れて、構造改革路線を推進した結果、その後の参議院選挙で民主党に敗北した。圧倒的多数のもとで長期政権をめざした安倍内閣は、参議院の敗北の後、自衛隊の給油活動の問題で辞任し、福田内閣も同じく1年で瓦解した。迷走は参議院選挙の敗北後、次第に深まり、麻生政権はリーマンショックという洗礼を受けて、世界同時不況の中で総選挙を引き延ばし、結局昨年の衆議院選挙で、自公政権の退場という形になった。
日本共産党は、この間の変化を生み出したのは、「国民の政治を変えたい」という国民の世論にあったと分析している。日本共産党は、国民の世論と運動を強めるために奮闘し、決定的な場面で大きな役割を果たし貢献した。派遣労働の問題を国会で取り上げ、違法な派遣を告発し事態の打開に貢献したし、後期高齢者医療制度の廃止への世論を生み出す上でも大きなきっかけを作った。
昨年の総選挙で日本共産党の議席は9議席という結果で、現状維持に留まったが、国民は、自らの1票で自公政権を政権の座から引きずり下ろして、民主党中心の政権を誕生させた。
複雑なのは、民主党の政策やマニフェストを国民が支持したのではなく、自公政権を退場させ、政治を変えたいという結果として民主党を選択したところにある。「政治を変えたい」という国民世論は、依然として民主党を揺さぶり、民主党の政策の中には国民世論を反映したものが入って、そのいくつかは実現するようになった。
しかし、民主党には、「異常な対米従属」と「財界・大企業の横暴な支配」という2つの異常については、そこから抜け出そうとしていない。こ
この点から脱却できなければ、まともな働き方が実現する日本や社会保障の充実した日本の実現はほど遠いし、新たな財源の確保も難しい。
民主党がダメなら日本共産党がある。そう思っていただけるような頼りがいのある日本共産党へと成長・発展する必要がある。
日本共産党が出番となる時代が始まりつつある。


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Posted by 東芝 弘明