12月議会スタート

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議会が始まった。
本日は提案説明。かつらぎ町は、一つ一つの議案をていねいに説明する。近隣の市と比較すると、一番まともに提案説明を行っている自治体だろう。
少なくとも近隣の市は、市長の所信表明演説とともにおこなわれるあいさつが提案説明であり、どんなに議案が多くても初日は半日で終了することが多い。
本会議主義と委員会主義の違いはある。
委員会主義の場合は、多くの議案が委員会に付託され、委員会で提案と質疑がおこなわれ、委員会で採決される。本会議では、委員長報告に対する質疑、討論、採決となる。
この形式の利点は、委員会による徹底審議が保障されることだ。委員会には、部長と課長及び課員が委員会に出席し、説明責任を果たすこととなる。質疑の回数制限も本会議ほどきつくはない。
本会議主義の場合は、課長と首長、副首長(副町長)が全て答弁に責任を負う。職員が議会で鍛えられる機会は少ない。しかし、その反面、本会議における委員長報告とこれに対する質疑が、ともすれば非常に簡単になって、会議が形骸化することが多い。
かつらぎ町の場合は、本会議が主戦場になるので、本会議の場でていねいな説明がおこなわれ、質疑、討論、採決となる。委員会における徹底審議という形にはならない。本会議における質疑は、3回という制約がある(近隣の議会では原則2回というところもある)。質疑の制限が3回という中で、議員は3回でことを治める訓練を行うことになる。
本会議主義の場合、質疑については通告制をとっていないことろが多い。委員会主義の場合は、本会議での質疑をすべて通告制にしているところもある。議会が議員の発言を規制して、言論の府が硬直化しているケースもある。
かつらぎ町の議会で充実させるべきなのは、委員会のあり方だろう。委員会における議案の質疑は、行わないことになっているが、本会議主義を採りながら、同時に委員会における議員同士の自由な討議を保障していけば、委員会による議案の修正提案などが実現できるだろう。
この仕組みの確立を実現したいと思っている。
気を引き締めてがんばろう。


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Posted by 東芝 弘明