「海辺のカフカ」宅配便の料金は740円だった。

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議会事務局に行くと茶色い紙袋の宅配便が届いていた。
少し手こずりながら封を開けると、中から「海辺のカフカ」が出てきた。
「いくらかかりましたか?」
横に座っているSさんに尋ねた。
「740円です」
ぼくは、財布から1000円を出しておつりをもらった。
740円。
「海辺のカフカ」(上)の文庫本の裏表紙には、705円(税別)とある。
消費税を含めるとちょうど740円になる。
ホテルに置き忘れたをの思い出したときに、また本屋で買おうかと考えた。
本屋で買うのをやめて送っていただいた。
これはこれで正解だったと思う。
ぼくの「海辺のカフカ」は、手元に送り届けてもらったので、ぼくの本として読まれる運命に立ち返ることができた。あのまま、ホテルに残されたままだと、本好きなホテルマンなら読んでくれるかも知れないが、廃棄という運命をたどったかも知れない。
宅配便のトラックにのって、他のさまざまな商品と一緒に石川県から旅をしてきた「海辺のカフカ」は、なかなかの値打ちものだ。
小説の主人公の少年は、四国に夜行バスで旅した。本は石川県まで旅して戻ってきた。
昼から広域の議会があった。1時に役場を出発しようとすると、かなりさんさんと雪が降っていた。
さんさん。
雨が降る表現だが、どんどん降りてくる雪にもふさわしいと思った。
議会が終了したのが4時過ぎだった。
窓の外は、かなりの積雪となり、辺り一面真っ白な世界に変わっていた。
雪の降るのを見ていると楽しい。
雪は雨と違って、静かに降る。
広域のごみ処理場から役場まで20分以上かかって戻ってきた。夕方6時から予定していた橋本市での会議は中止になった。
自宅に帰ってから、もう一度車でAコープに買い物に行った。
母の仏壇に供えるおまんじゅうを一ケース買った。
今日は、母の命日だ。
あれから33年の時間が経過した。ぼくはもうすぐ母の年齢を追い越すことになる。
33年前の2月14日は、夜になってものすごく冷え込み、15日の未明から雪が降り始めた。
高野山は、マイナス10度を記録した。
明日の朝、早朝配達がある。


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Posted by 東芝 弘明