徹底審議とクリエイティブな議会へ

雑感

議会改革をテーマにした議員研修会が伊都郡と紀美野町の議員を対象に開かれた。市町村長は、大統領方式で住民による選挙によって選ばれる。市町村長は、行政の長としてその市町村の運営を任される。しかし、当選すれば何をやってもいいということではない。公約(マニフェスト)を明らかにし住民の信託を得て行政を運営する。
断じて独裁者であってはならない。日本の場合は、あくまでも主権者である住民の福祉の向上のために自治体の長として選出される。憲法と地方自治に基づいて、住民の幸福の条件を整えるという役割を担うのが市町村長だ。国民主権をないがしろにするような行政運営を行った場合、住民によるリコールが行われる。
議会は、一定の定数の下で選挙によって選出される。議会は、市町村長以上に住民の多様な意見を反映する。たとえば、16人の定数があれば、16人の議員を支持する住民の様々な意見を反映することになる。
自治体の首長と議会は、2元代表制と呼ばれ、互いに牽制しあい運営される。議会は長と対立関係にあり、長が行っている事務をチェックする役割を担っている。
議会改革を進めたい。住民に開かれた議会をつくりながら、徹底的な審議を組織し、議員による条例や予算の修正、条例提案などクリエイティブな議会をつくりたい。徹底的な審議とクリエイティブな議会をつくるためには、審議の保障が今以上に必要になる。
通年議会をつくる必要性を感じるのは、議会の日程を今以上にもっと柔軟に組み立て、審議を保障する必要があるからだ。
議会による条例の修正、予算の組み替え、条例案の提案が行われるようになれば、議会と行政の関係は劇的に変化する。住民が求めているのは、こういう議会だろう。
講演を聞きながら、こんなことを考えた。


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雑感

Posted by 東芝 弘明