手紙

雑感,出来事

朝4時ごろは、まだ日が登っていない。朝だとは呼べない。夜。星がきれいに見えるようになってきた。オリオン座が見える。さそり座とオリオン座、北斗七星ぐらいしか見分けが付かない。一番明るい星は明けの明星(金星)だろうか。

配達が終わってから自宅で多部未華子さんのNHKドラマ『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語』を見た。しっとりやさしいドラマだった。代書屋さんは、識字率が低かった江戸時代は、かなり商売として繁栄していたようだ。現代における代書屋さんは、行政書士の方が一般的で、手紙の代筆となると今の時代にそれが成り立つだろうかという思いに囚われる。

手紙が書けない人に代わって手紙を書く。今の時代、こういう代書屋さんが成り立つためには、代書の水準がかなり高くないといけない。ドラマでは、筆記用具と便せん選びから代書がはじまり、本人の筆跡と同じ筆跡で文章を書くということをおこなっている。ときには自分の意思を表すために、あえて鏡文字で手紙を書く話が出てきた。万年筆で書いたりガラスペンで書いたり、羽ペンで書いたりするシーンが描かれている。
鎌倉という地域の空気感が取り込まれたドラマだった。鎌倉という地域には、少し古風な気配が残っていて、ドラマを撮るとそれがなんとなく映し出される。鎌倉に行ってみたくなった。

手紙を書かなくなって久しい。インターネットが普及するまでは、いろいろな人と手紙のやりとりをしてきた。1週間に1度というようなペースで手紙が届いていた頃もあった。手書きが当たり前だった。ぼくは長い間、母が残してくれた万年筆で手紙を書いていた。それが使われなくなった。パソコンが連絡の中心に座っていったときに万年筆を使うのを止めてしまった。万年筆で書かないので、カートリッジ式のインクでも、インクが乾燥してなくなり、文字が書けなくなることが増えたので、万年筆は引き出しの隅で眠るようになった。ぼくの筆記用具は、3色ボールペンになった。

事務所で明日のための準備を行っている。会議の資料作成と一般質問の準備、議会の委員会の準備をしなければならない。会議については準備が終わったので、一般質問と議会の委員会に向けた準備に移らなければならない。
今日はこの作業に集中する。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感,出来事

Posted by 東芝 弘明