ドラマの人物に安倍さんが重なって見えた

雑感

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1日遅れでレッドクロスの第1話を見た。
第2話が楽しみだ(録画を見る)。
中国への反感が高まっている今の時代の中で、日本人が中国人に対して何をしたのかを真正面から描き、しかも中国人と分け隔てなく接する日本人の中川夫婦(西島秀俊と松嶋菜々子)を描いている。忘れられないドラマになった。
第1話には、暴力的な蔵原中佐が登場し、敵国人である中国人を徹底的に虐げ、軍隊の上官として横暴な振る舞いをするところを克明に描いていた。
「上官の命令は朕が命令なるぞ」
これが当時の軍の規律だったが、ドラマでは、自分の部下を先に手術せよと命令する場面が描かれていた。
部下も負傷していたが、その横のベットに横たわっていた男は、腹を切られており、ただちに手術が必要な状態だった。
この男よりも先にオレの部下を治療しろ、
これが蔵原中佐の命令だった。

この人物の姿を見ていると安倍総理の顔がだぶってきた。
日本共産党の井上哲士さんの質問に対し、答弁したことが思い出された。
米軍のアメリカの砂漠での訓練に後方支援部隊として参加した自衛隊のことを井上さんは取りあげた。
50キロメートル、70キロメートルという広大な演習場での訓練には3億5000万円がつぎ込まれ、中東を想定した施設が建てられていた。
ここでの演習は、アフガニスタンやイスラム国を想定した訓練ではないか。
こう質す井上さんに対し、たまたまここが演習地として適していただけで、そういう地域を想定した訓練ではありません。
これが安倍さんの答弁だった。

目の前で死にかけている負傷兵がいても、兵器で自分の部下を優先させ、兵隊を一人救えたんだからお前も本望だろうと言ってのける神経と、中東を想定した訓練を突きつけても、たまたま演習地がそういうところであって、中東地域を想定したものではないと言ってのける神経の共通性を感じてしまった。
安倍さんの下で自衛隊が海外に出て戦闘状態に巻き込まれ、死傷者が出ても、平然と事態を説明する安倍総理というものを考えてしまった。

恐ろしくなった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明