敬老会と農民組合総会 2005年5月8日(日)

出来事

午前中、夜7時30分からおこなわれる伊都農民組合であいさつをおこなうことになっているので原稿を書く。
午後12時から笠田婦人会主催の敬老会があったので、来賓の一人として出席した。今年米寿となる方の紹介と表彰があり、一人づつコメントをしていただいた。88歳になった方々でも、敬老会に来て下さった人はみんなしっかりしていて、お話しにもユーモアがあった。お2人の女性の方が、米寿になった感慨を句にしてお読みくださった。
年をとるというのは、年輪を重ねていくだけのことである。確かに足腰が弱くなって、階段の上り下りも気をつけなければならないが、精神的に老け込むというような感じはあまりしない。
老いても人々は精神的には若い。
今日参加された高齢者の方々はよく笑い、途中披露された「かつらぎ体操」も実に活発に手を動かして楽しんでいた。
婦人会の催し物には、気持ちがこもっていて見ているとじわじわ胸にこみ上げてくるものがあった。こういう催し物が続いていくことの大切さを感じた。
最後に主催者全員で踊ったのは、「かつらぎ音頭」。この盆踊りの曲は、1971年の黒潮国体のころ、都はるみさんに歌っていただいて作られた音頭だと思う。かつらぎ町民に深く、広く大切にされ、歌い踊りつがれてきた音頭になっている。もし、1971年に作られたとしたら、34年間守り続けてきた踊りとなる。
歌っていただいた都はるみさんは、おそらくこの音頭のことを忘れているだろう。歌手の方々は、「かつらぎ音頭」のようなローカルな歌を歌っている例があるに違いない。
♪みかん山から花便り♪
この曲が作られた時代、かつらぎ町で作られていた果樹の王様は「温州みかん」だった。この音頭には、作られた時代の息吹が込められている。
レコードが作られて普及されたこの音頭も、雑音が入るようになって保存状態が悪くなった。もう一度都はるみさんのあの声でかつらぎ音頭を録音し直してもらえたらなあと思う。
敬老会が3時に終わったので、自宅に戻り橋本市の文書を作ろうとパソコンを開いた。しかし、なかなか鮮明なイメージが湧かない。
午後7時30分から伊都農民組合の総会があり、来賓としてあいさつさせていただいた。この会場を後にしたのは8時10分頃、そのまま橋本市民会館でおこなわれている橋本市長選挙の予定候補者3人の公開討論会に参加した。会場に着いたのは8時30分過ぎ。会場はほぼ満員状態だった。討論会が始まって1時間が経過していた。50分ほど3人の話を聞くことができた。
「10年後、もっと先の橋本市の未来の橋本市のビジョンについて具体的に考えていることを」という主旨の問に対して、一番具体的に答えたのは、羽根氏だった。いい街だから、すばらしい街だからとT氏とK氏は抽象的なイメージを述べた。T氏は「地域間競争」という言葉を使い、近隣の街にはかっているが、河内長野には負けているというような話をした。K氏は自然環境が豊かで、紀ノ川が流れ犯罪が少ないことを魅力に掲げ、自立都市橋本をめざすことを訴えた。羽根氏は、健康で安心して安全で心豊かに暮らせるまちにしたいといい、自然環境がよくてのびのびできるまちになっているが、交通が不便、買い物が不便、行政サービスが低いことをのべ、これを変えて住みよいまち、ふれあい交流ができるまちにしたいと訴えた。
なかなかいい取り組みだった。こういう討論会ができるところに橋本市の政治的な意識の高さを表しているように感じた。
3人の話を聴衆はどう受けとめたか、興味があった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明