紀北版「赤旗読者ニュース」を発行します
日曜日の朝はゆっくり過ごした後、家の掃除をすることが多い。まず階段の拭き下ろしからはじめて埃を取るためにそこかしこのぞうきんがけをしてから掃除機をかける。掃除機をかける部屋は、仏壇のある部屋と衣類を置いている部屋と廊下と洗面所とお風呂の脱衣所、ダイニングとくっついているリビング。リビングは、2畳半ぐらいの畳のところにこたつや簡易なソファーが置かれているのでそれを全部どけて掃除機をかける。1時間以上。この仕事が終了したら昼食をとって事務所に出かける。
紀北地域の読者ニュースを作る宣言をしていたので、創刊の辞にあたる文章を作って読者ニュースを作成した。これは明日の会議に提出する。写真のあるニュースを作りたいと思っている。日本共産党が、衆議院選挙で躍進をして議席を伸ばすためには、比例代表選挙、つまり「日本共産党と書いて投票して下さい」という選挙で850万票を獲得する必要がある。紀北地域で獲得しようとしている票数は1万8000票。有権者比で10%強、得票率はおそらく15%を超える目標となる。
日本共産党の得票を増やすためには、日本共産党だから支持したいという積極的な支持者を増やし、「私もまわりの人に支持を広げます」という協力者を増やす必要がある。赤旗読者の人を頼りにして、そういう運動が広がるようにしようといういことで、読者ニュースに一役買ってもらおうということでもある。
身近な地域情報が、一番伝わりにくい。理由ははっきりしている。多くの人が身近な情報を普段知らないからだ。マスメディアが伝える情報は、多くの人が見たり聞いたり読んだりするので、「共通の話題」としてはじめから成り立っている。しかし地域的な話題は、情報を発信しても自分が発信者なので、たかが知れている。読んだ人も初めて知る情報なので反応が薄い。そういう地域情報を発信しても、SNSで拡散しにくいのはここにある。発信力のある肩書きを持った人や芸能人が、発信すると違ってくるのは、その人が書いている文章や掲載した写真のフォロワーが50万、100万、200万というような単位で存在するからだ。
ぼくでいえば、このブログを毎日読んでくれている実数は120人前後。これらの人が見ているpage数は多いときで280ほど。トレンドになっている話題でインパクトのある記事を書いて、多くの人に注目されたときは、1日にして3万人ほどが読んでくれたということはあったが、そんなことは滅多にない。
議員に多いのは、自分の日常活動を「今日は○○をしました」という報告的なものだ。この書き方では面白くないと思う。情報をどう伝えるのか。文章をどう書くのかを工夫した方がいい。前にも書いたが、神の視点はやめるべきだろう。一日の結果を知っているので、「○○をして、○○をしました。○○だと思いました」では読み手から見ると面白くない。せっかく毎日文章を書いているのだから、色々な書き方を研究し「文章修行」の場にすべきだろう。
リアルタイムに出来事が起こっているという視点で文章を書くだけで、大きく変わる。論考の方は、書いていることをイメージ豊かに伝えられるかどうかだ。比喩を研究するべきだと思う。とまあ、偉そうに書いているが、自分のブログが成功しているかどうかは自分では分からない。
身近なニュースについて書いて、それが大きな発信力をもつようになるためには、書いたら読んでくれるという関係が必要だ。FacebookもTwitterもInstagramも、みんなここで苦労している。こうすればフォロワーが増えるという本はたくさん出ている。こういう本を研究してみるのもいいかもしれない。
紀北地区の読者ニュースは、「しんぶん赤旗」という読者に対して紙ベースで折り込むものなので、続けていけば反応はでてくる。読んでいて楽しい読者ニュースを目指したい。何をニュースとして伝えるかという視点が大切。発信者側の言いたいことを押しつけるものは読まれない。このことを知っていないとニュースは面白くなくなる。
私は意図してブログに「自分の日常活動を『今日は○○をしました』という報告」の文章を書くようにしています。その理由は、私のブログは私の日常の議員活動を伝えることを目的としたものだからです。なぜブログをそうするのかというと、「議員は普段何をしているのかがわからない」という町民の声があるからです。「何をしているのかわからない」というのは、見方によっては「何もしていない(ように見える)」ということになります。「何をしているのかわからない」と見られているようでは、私を「支持してもらう」なんて夢のまた夢です。
私は私の議員活動のすべてをブログで伝えられるとは思ってもいませんし、そんなことできるとも思ってはいません。でも、私の議員活動の一端であっても不特定多数の人に伝えることができるツールとしてブロクを活用しています。
よって、以上意図するところにより、「おもしろくない」と言われようが「硬い文章だ」と言われようが、私のブログのスタンスを変えるつもりはありません。
まあ人それぞれですし、ブログもそれぞれ目的があってそれに応じて文章を書いていると思って読めば、と私は思っています。ということで、私は日本共産党議員のいろいろなブログを楽しんで拝見させてもらっています。エッセイのようなブログもあれば、ゴリゴリの主義主張に徹したブログ、日記というか雑記帳のようなブログ、写真がメインのブログ、そして私のブログのような業務日誌のようなブログなどなどいろいろです。私は、それぞれ人柄というかその人の想いが現れていて、それはそれでいいのではないかと思っています。
伊丹さんに押しつける気持ちは全くないです。しかし、文章というのは、生き物なので同じことを書いても、その人の人となりが文章に出てきます。中には、惚れ惚れするような文章あります。そういう文章を自分も書いてみたいといつも思っています。
ブログをどう書くのか、人それぞれです。ただ、読んでもらいたいといいう気持ちは誰もがもっていると思います。気持ちよく読んでもらえる文章とは何かということを探求するのは、大事だと思っています。
ぼくは、原稿用紙10枚書けるようになれば、本を書けるようになるという齋藤孝さんが書いたことを実践しています。その点で、ブログは一番いい文章修行になると思っています。齋藤孝さんは、自由自在に文章が書けるようになれば、話し方もスピーチも変わってくると書いていました。思いつくままに書いて、破綻がなく、読んでもらえる文章が書けるようになれば、瞬時に自分の考え方をまとめて、話ができるということを信じて、修行を重ねています。その結果としてぼくのブログが成り立っているということです。
自由自在に書けることが、議会の質疑に生きる。これが一番大きいですね。相手が答弁したら、さらに踏み込んで的確に返すことができるようになることと、ブログで文章を書くことは深く、極めて深くつながっています。議会だよりでは、リードとか解説のための短い文章を作る必要があります。文章を書くスピードは、広報委員のメンバーの中で一番早いし、意見書などの要約も一番スピードが速いので重宝がられています。