粉河町議会を傍聴した 2005年6月9日(木)

かつらぎ町議会

午前9時、粉河町議会を傍聴した。日本共産党の岡田町議の一般質問を聞かせてもらうのが目的だった。傍聴席に着くとすぐに一般質問が始まった。
粉河町の一般質問は、3回の質問しか許可されていない。しかも、粉河町の場合、質問も答弁も必ず発言席に登壇しておこなうことになっている。見ていると登壇する時間がかなりのウエイトを占めるようで、時間ロスを感じた。課長や町長が発言を求めるとき、課長の場合、「総務課長」などと自分の肩書きを述べていた。
かつらぎ町の議会は、一問一答形式を採用している。この形式を採用するようになってからは、議長の前に設置されている発言席に登壇することもやめ、国会の委員会質疑のように議員の座席側に設置されている一般質問席にいって、質問を積み重ねていくことになった。聞いている方は、この形式の方が分かりやすいだろう。議員以外の課長や町長が発言を求めるときには、「議長番外」と述べる。
全国的には、まだ、発言は原則3回までとなっているところの方が多いかも知れない。しかし、確実に一問一答方式に変わりつつある。どちらの形式の方が、話を詰められるかといえば一問一答形式の方だろう。
今日の粉河町のやり取りを見ていると課長の中には答弁を準備して原稿を読んでいる方がいた。再々質問しかできない場合、こういうことになりがちだ。
地方議会は、がんじがらめのルールでおこなわれているのに、議会ごとに運営の仕方がかなり違っている。
 
運営されている法律も標準会議規則も同じなのだが、人間が運営しているので、さまざまに違っている。これで当たり前なのかも知れない。
そうそう、娘が今日、歯のコンテストに行ってきた。学校に朝7時30分集合だということだったので、7時10分に、車で家を出て送っていった。
教室の鍵を養護の先生に開けていただいて、ランドセルを置き、上履きと歯磨きセットを布製の手提げ鞄に入れて、玄関前に集合した。
お弁当は、会場で出るという話だった。
参加した学校は、記憶によると32校、174人程度。平均すると一学年29人。各学校の代表は、学年毎に1人という選抜チームである。このなかで優勝するのは並大抵ではない。
娘は、前の歯が2本抜け、しかも生えつつある1本の歯は、現在「右向け右」をして生えてきているので「入賞できないかも知れないよ」と話してきた。でも、コンテストでそれが現実になったので少し寂しそうだった。
歯のコンテストに1年生を代表して出ることになってから、前以上に一生懸命歯磨きをしていた。
3歳児検診の際に、「この子は虫歯になりやすい歯のようだから、気をつけてあげてください」。
そういわれたことがあったので、歯磨きには注意してきた。その努力がコンテスト出場につながったようだ。それだけでも親2人は嬉しくなっていた。
夕方、養護の先生から電話があった。入賞できなかったことに気を遣っての電話だった。
「努力賞みたいな感じですけど、賞状が届いていますので、みんなの前で表彰してあげてからご自宅に届けさせていただきます」
心づかいが嬉しかった。
「賞状が届いてるんやて」
といって娘の表情を見ると
「うん、知ってるよ」
少しはにかんだ笑いを返してきた。
よかったね。歯磨き一生懸命に乾杯!。


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かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明