一般質問終了 誕生日おめでとう 2005年6月16日(木)

かつらぎ町議会

ブログで日記を更新しようと思ってアクセスすると、次のような表示が出た。

・大量の画像データをさらに大規模なサーバーへ移行する作業を行なっておりますが、その処理に当初の予想を超える時間を要しております。
・画像サーバーのセットアップの際に、予期せぬ不具合が発生しており、その原因究明に時間を要しております。
なお、ご利用のみなさまのデータは完全に守られておりますのでご安心ください。
ご迷惑、ご心配をおかけしてたいへん申しわけありません。
早期のサービス再開を目指し、スタッフ一同を全力で作業にあたっております。
みなさまのご理解をよろしくお願いいたします。

怒り心頭に達している御仁も多いに違いない。仕方がないのでエディタソフトで日記を書いておく。
昨日というか今日、一般質問原稿の第1稿ができあがったのは、午前1時10分過ぎだった。プリントアウトのためには、事務所に行かなければならない。お風呂に入って汗を流して、事務所に着いたのが2時前。プリントアウトをおこなって、原稿に手を入れ、一応完成したのが午前2時30分だった(議場で当日、間際まで修正)。プリンターに近寄ったとき、雨が降るような音が聞こえたので、外を見てみるとかなり強く雨が降っていた。
「赤旗しんぶん」を配達する日なので、雨の中に出て、小屋の方に行くとまだ日刊紙は届いていなかった。仕方がないので、新聞が到着するのを車の中で待って少し仮眠をとることにした。
午前3時前、新聞が届いた。配る新聞をビニールの中に入れていると、笠田の内コースを配達しているKさんが単車でやってきた。毎日新聞が到着するころ、ここにやってくるようだ。
少し眠たかったが新聞を配り始めた。いつものコースと反対回りで新聞を配ることにした。眠気があるので、運転の感覚がいつもと違うように感じた。始めの読者から次の読者へ、短い距離なのに運転する時間が長く感じる。自宅に戻ったのが4時前で、布団に入ったのが4時だった。
朝、娘の声で起こされた。時計は7時を指していた。雨がかなり本格的に降っていたので、近所に住んでいる娘の同級生2人が誘いに来るのを待って、3人を小学校の正門まで送ることにした。
一般質問の順番は3番目。議会運営委員会と追加議案の提案があったので、午前の一般質問は、12時30分までかかった。午後の再開は、1時45分。午後のトップとして一般質問をおこなった。
テーマは介護保険。参議院で審議中の法案にどう対応するのかをテーマとしたものだ。5年後の見直しは、法律に最初から盛り込まれていたものだが、今回の法改正は、かなり多義にわたるものだ。一言でいうならば、6兆円の給付になりつつある介護保険の給付の伸びを如何にして抑制するかという観点に貫かれた改正だ。
2005年から毎年30%の伸びで高齢化が進展し、20年後には、高齢化人口が3400万人を超える。現在から1000万人も高齢者が増え、75歳の後期高齢者は、2000万人を超える。これが人口推計だ。
この伸びに対して、国が打ち出した方針は、負担増と給付減だ。しかもこの負担増と給付減は、医療、介護、年金に貫かれ、負担増は所得税関係にも集中している。
社会保障の給付を抑制し、「持続可能な制度を構築する」──「こんな方針をとったら制度は持続可能かも知れないが、国民の命が削られる。国は国民の命を削ってでも制度を維持させようとしているのか」
質問には、こういう訴えも盛り込ませていただいた。
かつらぎ町の介護保険の法改正に対する準備は、かなり遅れている。社会福祉協議会の準備はさらに一層遅れている。この遅れは異常なほどだった。
町長は、社会福祉協議会の会長も兼務しているので、会長としての責任と姿勢も問わせていただいた。つくっている減免制度の活用を求めるとともに、新予防給付が実施されても、真に必要なサービスを見極め、家事介護を含むサービスを保険者として実施すべきだということも提案した。
包括地域支援センターの設置では、社会福祉法人で立ち上げようとしていることを紹介しつつ、連携を深めて社会福祉協議会でも設置を検討すべきだと提案した。院内介護の問題でも京都市の例を示し、研究することを求めた。
5月25日に開催された和歌山県の日本共産党地方議員の学習会で榛田さんを講師に学習したことを出発にして、半月ほど介護保険の文献を読み、関係者に話を聞いてきた。政令や省令で決まることの多い介護保険の姿が、具体的にはまだ見えない中での質問なので、文献を読み込んで理解していくという点でもかなりの時間を必要とした。今回の質問で、一番活用した本は、朝日健二・矢部広明共著の「介護保険 見直しの要点と対応の仕方」である。この本にはずいぶんお世話になった。
かつらぎ町の一般質問の持ち時間は1時間だ。今日の質問でいえば、あと1分あれば予定していたことの9割は質問できたと思う。発言途中で時間となったので、打ち切ろうと思ったが、議長が締めくくりを認めてくれた。ありがたかった。
いつも、完璧な質問とはならない。それだからこそ、おもしろみがあるのかも知れない。反省もまた次の質問へのステップとなる。
夕方、帰ると玄関の前の庭で娘が水遊びをしていた。
「お母さんの誕生日プレゼントを買いに行こう」
2人でケーキとお花と折り紙を買って家に帰った。
夕食はぼくの手作りハンバーグだ。メニューは妻からのリクエストである。
食事が終わってからケーキの箱を開いた。
ハート型のケーキにイチゴがたくさんのっていてホワイトチョコレートに名前が書いてある。大きなロウソク4本と小さなロウソク3本に火を灯して、電気を消した。暗い部屋でローソクの明かりがあたりを照らし出した。
「お誕生日おめでとう」
娘が歌い出したhappy birthday to you にみんなが声を合わせた。
誕生日プレゼントに買ってきた花を受け取って妻は歓声を上げた。娘の目が生き生き輝いていた。
娘は何日も前から紙吹雪をつくって引き出しに入れていた。
「おかあさんおめでとう」
紙吹雪が頭の上に舞った。
紙や赤いセロファン紙が入っている紙吹雪だった。


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かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明