斎場での告別式 2005年1月5日(木)

出来事

今日は、朝から会議。
1時からお葬式があったので、12時に事務所を出て、昼食を取って喪服に着替え、香典袋に名前を書いて、かつらぎ斎場まで車を走らせた。大谷から広域農道に入り東に向かうと、ほとんどノンストップでかつらぎ斎場に入ることができる。ガードマンの指示に従って駐車場に車を止めると、ちょうど告別式が始まったところだった。
玄関を入ったところに記帳所があり、名前と住所を書く。受付で香典をお渡しして、顔見知りの方々に軽く会釈をし、斎場の右手の端にあるソファーに腰を下ろした。横のお2人はしきりに何か会話を交わしている。
外を眺めると駐車場には雪が舞っていた。今年の冬は、寒波が波状的にくり返しやってくる。
一般の焼香が始まったので、長い列に加わって、順番を待った。
事務所で会議が続いていたので、焼香を済ませ、立礼をされている方々に何度も会釈をしてから会場をあとにした。
帰り道も広域農道を走る。
大藪にさしかかったところで、思わず『あっ』と声が出た。
「帰ったら自宅の現金出納帳に記入しなきゃ」と思った直後のことだった。
香典袋、住所と名前は書いたが、お金を入れていない袋を持って来てしまったのだ。
「たいへんや」という思いに重なるように、香典袋を受付で差し出して、「御会葬御礼」および「志」とか書かれた封筒を受け取り、ていねいにお辞儀をした自分の姿がありありと浮かんできた。
お葬式の時に会計のお手伝いをさせていただいたこともあるが、ごくまれに香典袋に中身が入っていないことがある。
「時々あるよなあ」
こういう会話が交わされるのを耳にしたし、ある時は、会計係が「おーい、お前の袋、金はいってないぞ」って連絡をしたこともあった。
次に浮かんできたのは、「あれ、東芝さんの香典袋、お金はいってないわ」という会話が会計のところで交わされているシーンだ。
「たいへんや、えらいこっちゃ」
自宅に戻り、急いで私服に着替え、お金の入った香典袋を持って、もう一度かつらぎ斎場に車を走らせた。会場に着いたのは、1時15分ぐらいだった。
葬儀は終わっており、駐車場に残っている車はほとんどなかった。
祭壇の前に行くと、葬儀屋さんが手際よくお花を片付けていた。
町内会の会計のところに案内していただいて、中身の入っていない香典袋を持ってきてしまった主旨を伝えた。
ぼくの香典袋は、台帳への記載も終わり、黒糸を通されていた。裏側には、のり付けもされておらず、金額も書かれていなかった。あらためて持って行った香典袋と差し替えていただいた。多くの方々が廊下にいる間をすり抜けて会場の外に出たときに、ようやくホッとした。
でも、ほんと気がついてよかった。あのまま気がつかないでいたらいやーな気持ちを親族の方にさせてしまうところだった。
すぐに気がついたのもよかった。
まったく気がつかずに夜になってしまったら、七重にも八重にもお詫びをして訪問しなければならなくなるところだった。
今年は、牡蠣中毒、月遅れの雑誌購入、香典の入れ忘れといろいろなハプニングに見舞われている。ハプニングの当たり年?なのだろうか。
というか、自分がまいた種ばかり。
ハプニングの種まく人は、東芝弘明ということだ。


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出来事

Posted by 東芝 弘明