7回、街頭宣伝。これで計20回

出来事

自分の車に大判のプラスターとノボリを積み込んだ。プラスターは後部座席を大きく占領したし、ノボリのポールは、運転席のドアの横まで差し込まれていた。
「今日はどこを回ります?」
「適当です」
「そうなんや」「はい」と言って3人車に乗って9時30分に事務所を出発して街頭宣伝に行った。
「今日の目標は7回。これをやったら3回で20回宣伝したことになります」
「1時間30分で7回できたら」
そう言いながら車を走らせた。
狭くても車を停めて街宣するようになってくるものだが、まだ行き始めてこなれていないので、街宣場所を考えながら走るとする場所がなかなか決まらない。
7月に購入した新しいハンドマイクでの宣伝になったので、走っている間は車から音は出ない。来年になるとワイヤレスマイクの法規制が変わって、今まで使用していたマイクが使えなくなるので、ハンドマイクセットを買い換えた。使うのはこれで2回目だった。単一電池8本、マイク側には単三電池1本でかなり大きな音が出る。

ノボリを持って、プラスターを立てて、ぼくがマイクを握って宣伝するというスタイル。行き交う車も人もほとんど少ない。町の活気は10年前と比べると格段に低下している。のどかな、人の姿もあんまり感じられない寂しい町という感じだ。

1時間15分ほどで7回、街頭宣伝をやって事務所に戻った。暑い中の宣伝は立っているだけで体力を消耗する。

この町には遊ぶところが何にもないと言われる。しかし、ぼくたちが小学生の頃は、遊び相手はいつも自然だった。親の知らないところで何度も川に落ちたり、木の上から落ちたりしていた。ぼくは2回堤防から川に転落したり、雪の寒い日に川にはまって流されたこともある。土手からジャングルジムに飛び移ろうとして転落したこともあった。しかし、今の子どもたちは自然を相手に遊ばなくなっている。だから地域の中に子どもの姿は見えない。

午後1時30分にAさんの相談に乗るということで会うことになっている。ひらがな書きの名前でメッセージをもらって、すぐに会うことになったが、名前と人物が結びつかなかった。少し早く約束のお店に着いて広い場所で待っているとマスク姿の女性が現れた。それでようやく誰か分かった。彼女の話を聞いて、一般質問のテーマを一つ差し替えることにした。同時にぼくの質問テーマの話もして、夕方彼女の娘さんにも合わせてもらって、学校の校則について話を聞かせてもらうことができた。

子どもたちは、自分自身のことなのに、ほとんど意見を聞いてもらう場が与えられていない。そういう育ち方をして、18歳になったら「成人」として自分の考えを持って主体的に生きなさいと言っても無理がある。そういう状況を変えたいとぼくは思っている。

子どもの意見を聞くことができて、よかった。会った女性が行動的な人だったので面白い1日になった。

昼からの相談事が終わってから全員協議会があった。コロナ患者の発生についての報告だった。Aさんの娘さんに会ったのは、全員協議会終了後だった。役場への日曜版配達が遅くなった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明