橿原へ

雑感

朝、10時半に橿原神宮に向かって京奈和に乗った。神社まで渋滞をある程度回避したかった。京奈和を御所で降りて、京奈和道の側道を走り、高田バイパスに乗って、橿原神宮の降り口では降りないでバイパスの最後まで走って、神社の近くまで行った。いつも停める駐車場にはたどり着けず、有料の駐車場に入れることにした。神社の裏の玄関の近くだった。今日はこちらからの参拝はできなかった。表の入り口まで歩いて、てきやの並ぶ参道を歩いた。肉巻きおにぎりとたこ焼き、じゃがバターとクレープ、ふりふりポテトと回転焼き、イチゴ飴を買って食べた。この中でイチゴ飴だけは娘が1人で食べた。
お参りよりも楽しみは、この縁日気分を味わえる屋台だった。昔と同じような屋台が少なくなっている。今風に進化しているような感じ。
神社を出て橿原アルルに行って屋上に車を停めた。巨大なお店の中を歩いて、妻の買い物に付き合った。娘とは合流する時間とカフェを決めて別れた。スキーの引率に行くための買物をする横で、ぼくも商品を物色した。登山の専門店でかなり時間をついやした。「あと5分やで」という時間になったので娘と待ち合わせしたカフェに向かった。通路を歩いてくる娘を見つけた。お店の中で待つかたちかなと思っていたが、そうはならなかった。娘のリクエストはパンケーキを食べたいということだったので、並んでいたカフェには入らず、3階のフードコートに行った。目当てのパンケーキのお店は長蛇の列だった。並ぶのをあきらめて、テーブルに座ると柿安という名前のお店の前だった。
「ローストビーフ丼が食べたい」と娘が言い、ぼくは海鮮あんかけ肉焼き飯を食べることにした。石焼きビビンバの石で作るので、できたてのあんかけ焼き飯はあんがぐつぐつ煮えたぎっていた。熱々だったが美味しかった。

楽器を見たいという娘と別れて、少しだけお店を物色して、楽器店に行った。娘は電子ピアノの前に立っていた。キーボードには、1万円台のおもちゃのような物から13万円以上の、ピアノの鍵盤と同じ感触の物まであった。一番高いキーボードの前で娘は今風の曲を弾いた。
「これがいい」
「高いけど買えるやんか」
「一人暮らしをするときは買いたい」
「ヘッドフォンがいるな」
「挿すとこあるわ」
夢が広がった。
ネットで検索するとローランドの同じ物は、お店と同じ価格だった。
音楽ができて、楽器を自由に演奏できるのはうらやましい。小さいときから娘は音楽に救われていたんだと思う。自分がしんどいときの一番の友だちは、娘にとって楽器だった。音を自分でとれるようになってからは、何種類ものリコーダーを買って家で延々吹いていることが多かった。

ギターが何種類も高い壁に掛けられていた。木の様々な色合いが白い壁とのコントラストをなし、照明の光をはじいて輝いていた。

場内には、出庫するのに車が混雑しているため時間がかかる。ゆっくりお買い物をなさってくださいというアナウンスが流れていた。屋上の車を下まで下ろして、アルルを出るのに40分以上かかった。巨大な建物に大量の車をのせてびくともしないのを考えると改めて驚く。チラリと地震が来たらどうなるんだろうと考えてしまった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明