日本国憲法を守ろう。

雑感

朝の4時近くになってきた。
今日は議会がある。
選挙のど真ん中で議会が始まる。
議会でも選挙でもがんばらないと。

今回の衆議院選挙は、日本国憲法を守れるかどうかの、歴史的なたたかいになっている。多くの政党が日本国憲法を変えよという大合唱をおこなっている。

自衛隊を国防軍に。
集団的自衛権を認めよ。

この2つを認めたら、日本はアメリカの引き起こす侵略戦争に参加することになる。
近代と現代の他国に対する戦争は、すべて、「自衛」もしくは「正義」のための戦争だった。
「私たちは、今から侵略戦争を行います」なんていう訳がない。
アメリカのイラク戦争は、「イラクは大量破壊兵器を保有している」というものだった。アフガニスタンは、「テロとの戦い」だった。

では、この嘘つきの戦争に日本が参加するためには何を変えなければならないのか。少し書いてみる。
焦点は日本国憲法第9条にある。9条を引用してみよう。

第9条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

国防軍=軍隊だから9条に違反する。集団的自衛権=アメリカ軍が攻撃されたら集団(アメリカと日本が協力して)でアメリカを守ることになる。これを可能にするためには、日本国憲法第9条の第2項を削除しなければならない。第1項がそのまま残ったとしても、これだけでは歯止めにならない。
止むに止まれぬ自衛のための戦争は、第1項があってもできる。第1項は、こっちから攻めたりしてはいけないという規定だからだ。

戦争になるときには、国民が反対する。という反論が成り立つ。
日本国憲法の改正には、戦争遂行のために民主主義を破壊する条文が忍び込まされている。まずは議員定数の削減による、国民の民意の排除。次が表現の自由の制限と基本的人権の制限。この2点が新しい憲法に入ったら、戦争参加への仕掛けは、かなり高い段階に登る。
国防軍と集団的自衛権を認めようと言っている政党は、極めて危険な計画を腹の底に鎮めている。このことを忘れてはならない。

「そんなことにはならないよ」
楽観している人は多いだろう。でも、楽観視する根拠を示す必要がある。
ぼくは、こう言いたい。
自民党の憲法草案をよく読んで欲しい。ぼくが指摘していることが盛り込まれている。


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雑感

Posted by 東芝 弘明