ホンダスーパーカブ110プロ、きたー

出来事

今日は会議の日。昼からの会議が始まってから、
「あと10分ぐらいで単車を届けます」
と電話があった。2階のガラス戸から外を見ていると、ホンダスーパーカブを上にのせたトラックが動いているのが見えた。
「あっ、来たわ」
そう思って、会議の席を退席させてもらい、下に降りて車の案内に出た。
トラックの運転手が、気がついて「ここですか」という合図をしたので声をかけた。
「この敷地内に車を入れられますか」
「はい、大丈夫です」
トラックが駐車場内に入ってきた。
運転席から運転手が降りてきて、ボードに乗せられたナイロンに入った紙を手渡し、
「この文書を下まで読んで、よろしければサインして下さい」
と言った。
「上から単車を下ろしおますね」
運転手はそう言って、屋根の上に登り単車を固定していたロープを外し始めた。
手渡された文書には、引き渡しの際の注意書きがたくさん書かれていた。長距離輸送なので、その場合の損傷や中古特有の劣化に対する注意書きがたくさん書かれ、さらに単車の図が書かれたシートには、この箇所にさびや擦り傷、劣化が確認できると細かく表示されていた。ここら辺が神経を使うところだ。買い手は、ネットで見た写真だけで判断して単車を購入する。細かい傷やさびなど、現物を見て判断しているわけではない。買って良かったと思うのか、嫌な気持ちになるのかは、現物を見ないとなんともいえないという所はあるだろう。
なるほど、微妙なもんだな、と思いつつ、下から単車を見た。かなり新しい感じで、なかなかいい単車だと思った。
運転手は単車を押して、一番上まで上がって屋根と平行になっているトラックの後ろの蓋に単車を乗せ、ズボンのポケットからリモコンを取り出してボタンを押した。
運転手と単車が地面と接するところまで蓋に乗って降りてきた。
なるほど、そういう仕組みなんだ。
感心した。

会議が終わってから、古い単車のナンバープレートを外し、新しい単車の登録申請用紙に必要事項を書き込んだ。
帰る間際にエンジンをかけて、駐車場内でカブを走らせた。なかなか快適な乗り心地だった。これなら車でなく単車で走りたくなるときもあるだろうと思った。ホンダスーパーカブ110プロ。プロというのは新聞配達仕様の特別車という意味だ。フロントのカゴ、ライト、ウインカー、ホットグリップセット、スタンドなどが強化されている。
ぼくが乗っているスーパーカブも24年ほど乗っているものでメーターは一巡して33000キロメートルを示している。本当は13万キロを超えているということだろう。

単車が来るまでの期間が少しあったので、銀行振り込みをしたあと、単車が本当に来るのかどうか、不安になった。もしかしたら架空のお店で、詐欺にあったのかもと思ったりして、購入した単車さんを再度検索したり、振込用紙や相手から送られてきたFAXを再度確認したりした。安心したのは、今日の午前中配達時間を知らせてくれたドライバーからの電話だった。
おお、間違いなしに単車が届く。
なんだかほっとした。

あとは自賠責保険の書き換えと登録の手続きだ。これが終わったら単車に乗って公道を走ることができる。


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出来事

Posted by 東芝 弘明