大浦さんの葬儀

出来事

昨日と今日、社会福祉協議会会長だった大浦達雄さんの通夜と葬儀に参列させていただいた。大浦さんとのお付き合いは、議員と区長との関係が出発だった。ぼくはまだ30代だったと思われる。大浦さんがまだ区長だった最後の頃、隣保間の廃止問題が浮上したとき、相談を受けたことがあった。ぼくはその当時、佐野住民会館は笠田公民館の分館に、笠田東町民会館は、笠田小学校の近くにあったので児童館がいいと考えていた。
「笠田東町民会館をどうしたもんやろか」という大浦さんの問に対して、ぼくは「児童館が一番いいと思います」と伝えた。
大浦さんは、「なるほど、それがいいな。みんなに話してみる」とおっしゃった。大浦さんのその後の努力によって、笠田東町民会館は、笠田児童館として再出発するようになった。大浦さんの存在なしには、この再出発は実現できなかったと思われる。

県庁の職員だった方でかつらぎ町の区長会長を長く務められた方だった。温厚で優しい人柄だった。大浦さんのことを思うと、保守系の人と日本共産党との間にそんなに大きな違いはないことを感じる。話をすると思いは共通していて、心底ぼくを信頼してくれていることを感じてきた。

大浦さんは、突然亡くなられた。今日の告別式では、中阪町長と中前社会福祉協議会の副会長が弔辞を述べられた。どちらも心にしみる弔辞だった。秋の爽やかな空気の中、棺の入った車を見送った。空の青さが心にしみた。
「私はあなたのことを絶対に忘れません」
中前さんのこみ上げてくるものを押さえて語った言葉がよみがえってきた。ご冥福をお祈りします。


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Posted by 東芝 弘明