マイナンバーカード推進

雑感

届いた町広報を見ていたら中阪町長とデジタル大臣の河野太郎氏のマイナンバーに関するQ&Aが載っていた。広報でこういう記事は珍しい。ことの真偽を調べてみたくなった。それにしても、マイナンバーカードの普及に積極的だと思う。推進フラッグが立っている。
マイナンバーカードとマイナンバー制度は違う。説明するのであれば、国が何のためにマイナンバーカードの普及を進めているのかを明らかにし、マイナンバー制度についても説明をすべきだと思う。

マイナンバー制度は、自治体内の情報をマイナンバーによって串刺しにして、情報の共有と連携を図るという側面がある。マイナンバーカードでマイナポータルに入れば、今後、個人のさまざまな情報を見ることができるようになる。これは、マイナンバーによって情報が串刺しにされ、情報をマイナポータルで見ることができることを意味している。一箇所で情報の管理を行っていない。各省庁で管理されているので安全というのは、よく行われる説明。
では、個人以外が役場が保有している個人情報を見ることができないのかといえば、そうではない。窓口で手続きしなくても、職権で職員は個人の所得証明を見ることができるようになり、「所得証明書を申請して取得しなくてもいいですよ。こちらで分かりますから。便利になりますよ」ということになっている。これは、マイナンバー制度によって、役場が持っている個人の情報を庁内で共有できるからだ。法律が変わるたびにこの範囲は今後拡大する。今国会で法律が成立すれば、自治体の条例化によって、マイナポータルで見ることのできる情報を拡大できるようにもなる。

マイナンバーカードで言えば、「ただしカードの暗証番号は絶対に教えないでください」と河野大臣が強調している点をもう少し詳しく語ってほしい。暗証番号は4桁で成り立っている。マイナンバーを紛失したときにメモしていた暗証番号がいっしょに流出したら、どうなるのか。そこのところも教えてほしい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明