かつらぎ愛

雑感

総務産業常任委員会で、担当者が作成した文書を持ち寄って、議会BCP(業務継続計画)の策定の議論を進めた。今後は全文を読み合わせて審議を深め、完成への努力を行うこととなる。

午後、岩出市議会の予算と決算の特別委員会の運営について、電話取材を行った。岩出市の議会事務局の職員は3人しかいなかった。委員会傍聴は、委員長による許可制で、事前申し込みが必要だった。住民にとっては少しハードルがある。議事録は全文おこしされているが、非公開で誰もが自由に検索できるものではなく、開示の請求があれば開示するという形だった。この方法が多い。海南市議会は、委員会の傍聴は自由だが、会議録は要点筆記なので議会が広く住民に開かれていることにはなっていなかったし、紀の川市議会の委員会は、会議録は全文おこしで行われているが、録画配信はなく、会議録も非公開だった。
委員会主義を採用している議会が、主戦場である委員会を全面公開していないところが多い。結局これでは、開かれた議会とはいいがたく、CLOSEしていると思われても仕方がない。

議会改革の基本は開かれた議会をいかにつくるべきかにあるとかつらぎ町議会は考えてきた。委員会の公開という方向に議論は向かっているが、この考え方でいえば、委員会の録画配信、会議録の全面公開が基本となる。かつらぎ町議会が進むべき方向はここにあるだろう。開かれた議会における開かれた議論。ここに当局も議会もなれていくことが求められる。議会の姿を全面的に公開することを基本とするところに改革の中心がある。

午後4時から2時間、自治区長会との懇談会があった。3つの組に分かれてテーマに基づいて意見交換が行われた。ぼくが入った組みは「かつらぎ町の未来に向けて」。このテーマで出された話には、地域の深刻な実態が否が応でも反映する。地域が高齢化と少子化の中で未来を描けなくなりつつあることが反映してる。「もう活性化とか発展とかいう言葉を使わないでほしい。そんなことを言ってもできるとは思わない」という意見も出された。未来に向けた明るい話と深刻な現実をどうリンクさせるのか。わいわいガヤガヤ議論しながら、深刻な実態も笑い飛ばしながら、行きつ戻りつの話をしていると、知恵も力も勇気も湧いてくると感じた。ぼくはこ前聞かせていただいた、「地域には文化と誇りがある。これを大切にし、これを生かして未来を語ろう」という話をさせていただいた。

夜は自治区長会との懇親会。かつらぎ町を住みよいまちに。こういう思いが錯綜し溢れる懇親会になった。みんなのかつらぎ愛は深い。


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雑感

Posted by 東芝 弘明