総務課との懇談

雑感

午前中は総務課と議会基本条例についての懇談会。条例の表記方法について教えていただきながら、やりとりを行った。懇談の中で条例の書き方をかなり教えていただいた。
かつらぎ町の条例の体系の中に議会基本条例を入れる(もちろん今までも入っていたのだが)ので、今回の改正は表記の仕方も含め、町の条例の体系の中に組み込む努力をした。
現行の基本条例は、議員の思いのこもったものであるが、条例の箇所ごとに担当者が検討して、持ち寄って作られたものなので、若干の重複があるとともに、一本縦の線が通らない感じのするものになっていた。縦糸が通っていない感じは、全文を読んでいただいた町の患部からも感想としていただいていた。同時に議員による思いが強く込められていた関係で、主観的で抽象的な規定がかなり盛り込まれていた。時間が経つとそれらの規定が、何を指しているのか分からないような点があったので、主観的で抽象的な規定は、排除し、条例の条文も並び替えて整理を試みた。
「ここまで条文について、変更されているということは、この基本条例は、議案としては『全部改正』とした方がいいですよ」というアドバイスもいただいた。基本条例の全部改正と呼べるようなものになるとは、思っていなかった。それもまたいいかなと思った。

条例の書き方という点では、全くの素人なので、それを教わりながらやり取りを行い、修正点を確認した。これらの時間は楽しいものとなり、かなり勉強になった。
議員は、さらに条例や予算編成に強くなる必要がある。法務能力や予算編成能力の基本を身につけ、この点で専門分野に踏み込み、条例案の修正などを行う力を持つ必要がある。もちろん、職員と同じようなレベルまで実務に長ける必要はないと思うが、条例などを読んで、改善したり、誤りを指摘できるレベルまでは自分を高める必要がある。そのためには、自分たちで条文を書くような力が必要になる。

こういう分野に議員が踏み込んで行くと、議会日程は短すぎるといえるだろう。議会が追認機関から脱却する道はまだまだ険しい。そんなことを感じることができた。


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雑感

Posted by 東芝 弘明