靴底に「むにゅ」という感触が。

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「むにゅ」
「赤旗」を郵便ポストに入れると、スニーカーの靴底に柔らかいものをふんづけた感触があった。
「わっ」
思わず足を上げる。
反射神経的に地面ににじりつける。
えらいものをふんづけてしまった。見ると砂混じりの柔らかいものが、まだ靴の横にはみ出してくっついていた。
大あわてで、あらかた靴からとれるまで地面と格闘した。
なんぎなのは、取りきらないで車に乗ったときだ。夏の暑い盛りになると、モワッとした匂いが車の中に充満するようになる。
今日の配達は単車だったので、靴からこそぎ落とした段階で、単車にまたがり、道路の所々にある水たまりを探して、単車を走らせた。
水たまりはすぐに見つかった。靴が濡れないように水たまりの中にスニーカーをつけた。深さ1センチぐらいの水たまりなので、靴底を叩くようにしてみた。水たまりの中に黄色いものが分散していく。
そこで初めて靴底を見た。ダンロップのスニーカーは、靴底がゴムでできており、かなり堅い。靴底には、複雑なパターンの溝がかなり深く作られている。黄土色の粘土質の物質は、しっかり靴底の複雑な溝に入り込んでいる。水たまりでパチャパチャしたぐらいでは、落ちない。
配達の途中なので、仕方がないので単車を走らせた。24号に出る交差点で信号待ちしているときに、試しにアスファルトにパンパンパンと靴底を叩きつけてみた。黄色いものが少し地面についた。
もう一度靴底を見ると、黄土色の物質は、やはりしっかりと溝の中に入っている。
配達があと2軒になったところで、水路を発見した。かなり水の流れが速い。
そこに恐る恐る靴を入れて、洗うことにした。
水路の横には土手があったので、土手に生えている草に靴を押しつけ、錐もみのように靴底を左右に動かした。ひっくり返してみると、溝の中の黄土色の物質は、かなりなくなっていた。これで少しは安心した。
配達が終了したので、事務所に戻り、外にあるホースでまだこびりついている黄土色の物質を洗い流した。ホースの先を絞ると、水の勢いが増し、矢のように水が飛ぶので、最後まで靴底にへばりついていた物質も取ることができた。
格闘すること合計10分。その分自宅に戻るのが遅くなってしまった。
「足下注意」
「犬がいなくても、犬に注意」
これが本日の教訓だった。


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Posted by 東芝 弘明