判断力が議員に必要

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議員に必要な能力の一つに判断力がある。
議案が提出されたらこの議案の本質は何かを分析的に明らかにして、賛成するのか反対するのか見極める必要がある。
いつも自明のごとく、賛成・反対が明らかになるものではない。
まずは、予断なく肯定的に理解する努力が重要になる。
その結果、賛成すべきなのか反対すべきなのかを決める。
議案に対し、賛成・反対を決めることになぜこだわるのか、疑問に感じる方もいるだろう。
議案に対する採決は、賛成なのか、反対なのかを決することが、議員の仕事だからだ。
白か黒か。
実際の物事には、賛成でもないし反対でもないしという場合も多い。議案に対し、賛成でもないし反対でもない場合は、賛成することになる。反対の場合は、反対の理由というものが鮮明になっていなければならない。
反対する場合、責任をもって反対の理由を明らかにし、時には対案を示して態度を表明すると言うことになる。
判断力。この力を身につけるために議員は、たえず視野を広げて情報を収集しなければならない。
今日は、一日決算委員会。各課の説明と質疑は、あと1日を残すだけになった。このあとは総括質疑が2日ある。
これが終わると委員全員で委員長報告の作成にかかる。
町政を発展させるために、18年度決算をどのように評価し、何を指摘して改善を求めるのか。かつらぎ町議会の決算委員会は、内容の濃いものに仕上がっていく。
決算委員会の審議は、7日間程度。和歌山県下でもこれだけ時間をかけて決算審査をおこなっている委員会はそんなにないだろう。
行政と議会の丁々発止のやり取りの結果、行政運営に変化が生まれていく。ここにかつらぎ町の一つの特徴がある。
日本共産党町議団は、近年はとみに建設的な提案をおこなってきた。どうすれば、かつらぎ町が直面している課題に向き合って、住民の生活を守り発展させる施策展開ができるのか。批判の重点はここにある。
国は、制度の多くをどんどん新自由主義的に改変して、歪めてきている。地方自治体だけで踏ん張るには限界も多い。しかし、自治体が踏ん張れば変えることのできるものもたくさんある。
これらを見極め、国の歪みを批判し、自治体にできることを提案していく。
いつもそんなことを考えている。


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Posted by 東芝 弘明