山の稜線

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昼から本格的に雨になった。
日曜版を配達しているところには、4階建ての住宅もある。階段を登り、4階の通路から北の山を見ると緑の色がかなり抜けて、水墨画のような景色が見えた。雨の中で山の稜線がいつもよりくっきり見える。四郷の一番高い山は和泉山脈の一部だと思う。その山まで3重ほど山が層をなして重なっている。いつもは、一番手前の里山の稜線は、そんなにはっきりとは見えない。でも今日は、1本だけ飛び出して生えている木の形まで鮮明に見える。その背景には、三角形の形にとんがった山もある。
雨の日の風景にも趣がある。自然は、空気の状態や日の光や、雨の状況によって姿を変える。普段は気にもとめない景色が、美しく思えてくる。
なだらかな山を見ながら育った人々の気性は穏やかで、峻険な山を見て育った人々の気性ははげしいという話を最近聞いた。
そう言えば、今から7〜8年も前になるだろうか。那智勝浦町に視察に行ったときに、ランドセルを背負った小学生の女の子が二人、船を止める係船柱に座っていたことがある。
ある議員が、女の子たちに話しかけると、
「おっさんらに関係ないわ」
なんていうような言葉が返ってきた。
ものすごく気の強い女の子たちだった。
風土や景色が、人々の気性に作用するのだろうか?、そんな思いが頭に残った。
穏やかな気性と激しい気性の話を聞いたときに、真っ先に頭に浮かんだのは、那智勝浦町での出来事だった。
ここまで書くと、ものすごい睡魔が襲ってきた。
食洗機に食器を入れ、歯磨きをして、「お休みなさい」ということにしよう。
では、
お休みなさい。


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Posted by 東芝 弘明