時代の劇的な変化は、これからさらに加速する

未分類

午前中は、まだ少し雨が残った。
曇り空の雲は分厚かった。
夕方、橋本に向かう道中、少し雨がパラついた。橋本市の気候とかつらぎ町の気候は微妙に違う。
橋本市は、夕立の多い地域だった。
高校を卒業した18歳の夏、ぼくは頻繁に橋本市の原田にあった民青同盟の地区委員会に通っていた。
橋本の駅前にあった喫茶店に入ってコーヒーを飲んで、激しい夕立がおさまるのを待っていたこともあった。
あの頃、自分の未来を具体的には思い描いたこともなかった。
80年代に向かう時代。古き良き時代の最後の世代。フォークという言葉がまだ生きており、ニューミュージックという言葉といっしょにユーミンの曲が流れていた時代。
風景は、あの当時から大きくは変わっていない。
しかし、技術革新が静かに、確実に生活を変化させつつある。
生活の劇的な変化は、パーソナルコンピューターがオモチャから十分ビジネスに使えるように変身し、パーソナルとビジネスの垣根がなくなった頃から始まったように見える。
超小型化は、携帯をコンパクトにした。携帯やiPodがもたらした日常生活の変化は、決して小さくない。携帯は、生活を激変させ、犯罪まで増幅させた。
いま家電製品が、高機能、多機能化の方向に劇的に変化ししつつある。小さなコンピューターと小型化されたHDDやさまざまな記憶メモリが、ロボット化とでもいうような変化を家電製品に巻き起こしつつある。
テレビが、インターネットと融合する時代はもうすぐ具体化される。
これが引き起こすインパクトは、まだ誰にも予想がつかない。
科学技術の革新が、人間を振り回していく。
人間が技術を生活の中に取り入れ、社会のよりよい発展に生かす時代は、まだまだ先の話だろう。
80年代にさかんに高度情報化社会の到来とかなんとかいって論議がなされたが、実際の高度情報化社会は、いまその入り口に立っている。劇的な変化はすでに始まっているが、変化の第2幕はこれから始まる。
人に優しい技術を確立することが求められている。資本主義の枠組みは人に優しい技術とは相容れなくなりつつある。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

未分類

Posted by 東芝 弘明