9条をまもる署名

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午後5時から9条の会の署名宣伝行動に参加した。笠田駅での宣伝だった。
参加者は10人程度。署名の協力を求める一番の対象者は、笠田高校生だ。
「日本国憲法の改正手続に関する法律」(いわゆる国民投票法)は18歳以上の国民を国民投票の対象と規定している。しかし、当面は同法の付則3条の規定によって制限を加えている。ウキペディアの解説を引用してみよう。

投票権者は18歳以上の日本国民(3条)。ただし、18歳以上の者が国政選挙で投票できるように公職選挙法の選挙権の年齢や民法の成人年齢(20歳以上)などの規定について検討し必要な法制上の措置を講じて、18歳以上の者が国政選挙で投票することができるように改正するまでは、国民投票の投票権者も20歳以上とする(附則3条)。

政府はせこいというか、自民党と公明党はせこい。国際的な流れに反して日本は18歳選挙権を拒否してきた。
18歳からの国民投票法は、18歳選挙権に道を拓く考え方を含んでいる。しかし、このことを入り口まで認めながら拒否している感じも内包している。
いずれにしても現在の高校生は、2010年の国民投票法施行時には18歳に達している人が多く、国民投票の対象になる可能性をもっている。
18歳を成人として扱うよう法律を改正すれば、高校3年生の途中から高校生を成人として扱う必要性が生じる。この法律改正をおこなえば、高校の教育は、成人を含む教育に変わり3年生には大人としての自覚を求めるとともに、高校生が大人への扉を開くための教育へと変化する。
大人への自覚を求めるという点で、18歳選挙権には賛成したい。高校の教育の中で、選挙に対する考え方をきちんともてるようになる条件ができるし、10代の人間が真面目に、純粋に日本の政治のことについて考え学べることは、社会に対する認識を培う土台にもなる。
モラトリアムという言葉が若者に投げかけられてきたが、この言葉が死語になるように変化を起こしていただきたい。
国民投票法は、内容的には多くの問題をはらんでいるようだが、若者に門戸を開くという点には、積極面がある。
そういうことを自覚して、今日は声をかけた。
「憲法9条を守るための署名にご協力下さい」
戦争に反対する署名というとペンを握ってくれた高校生が何人もいた。自分が中年の男になったせいなのか、高校生があどなくみえた。
高校時代からずいぶん時間が立ったということだろうか。
秋の気配が漂い、暑さが随分と小さくなった。
もうすぐ9月半ば。秋分の日も近い。


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Posted by 東芝 弘明