協働のまちづくり

未分類

12月議会が始まった。
町長は所信表明でさまざまな懸案事項について述べていた。しかし、1年前に住民との協働を宣言し、取り組んでいきたいと態度表明していたことにはまったく言及しなかった。1年経った今日、まだ協働の方向に新しい光は見えない。
住民との協働という概念は、団体自治と住民自治の結合に他ならない。住民自治の活性化をおこなって、住民自らがまちづくりをおこなう、行政はこの努力をサポートし、いっしょに力をあわせてまちをつくるということだ。
学校の統廃合、雇用促進住宅問題、高田の開発、笠田駅の活用、自主防災組織、天野に見られる地域振興の努力、総合型地域スポーツクラブの運動、佐野住民会館における隣保館のあり方をめぐる議論、笠田地域における笠田まつりの取り組み、西部自治区の道の駅の物産販売所の運営、各地の観光農園、各地域でおこなわれているまつり、各自治区の運営、ごみのモデル事業、もったいない運動など、住民自治のかたちにはさまざまなものがある。それらの自主的な動きをさらに強めて、団体自治との結合を図ることが協働への足がかりになる。
地域における振興計画をどのようにして作るのか、という課題の具体化から住民との協働が始まるというのではない。すでに現在進行形でおこなわれているさまざまな取り組みを協働という視点でとらえ直すところから住民との協働は始まる。つまり、もうすでに協働という動きは始まっているということだ。
今おこなわれている具体的な運動を再評価し、これが住民との協働だという形を示しながら、その力をさらに発展させるものとして、地域振興計画をつくらないと住民との協働というもののイメージは湧いてこない。理念や抽象的な議論から協働というものを作るのではなく、具体的な要求や運動を具体的に追求する中で協働のイメージを豊かにしていかないと住民の中に協働という考え方は根付かない。
理念を具体化するのではなく、今ある運動から学びながら協働の具体的な姿を作っていくということだ。
かつらぎ町には、豊かな可能性がある。これを汲み尽くせるかどうか。大事なのは現実を柔軟にとらえ直す柔らかな心。すでにある変化の動きを前に推し進めよう。

[amazonjs asin="B004PEHDQG" locale="JP" title="Apple MacBook Pro 2.7GHz 13.3インチ MC724J/A"]

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

未分類JP

Posted by 東芝 弘明