志位、Good Job

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志位さんの質問を聞いた。
最近の政府の答弁は、「個別企業の件に関しては答弁は差し控えたい」というものだ。
こんなめちゃくちゃな答弁はない。国会というところは一般的な議論だけをおこなうところにいつからなったのか。
官僚や政治家が頭を悩ませてきた結果、具体的な生々しい問題に対して、「個別企業の‥‥」というものすごく考え抜いた?答弁をあみだしたみたいだった。
これに対し、志位さんは鋭く切り込んだ。
いすずの具体的な実態──派遣労働の人に3年以上働かせておきながら直接雇用をしないことを生々しく告発しながら、
「では、一般論としてお聞きしたい」と切りだした。
桝添厚生労働大臣は、一般論として(ここがみそ)違法企業に対しては厳しく対処すると答弁せざるをえなかった。
麻生首相は、「個別企業の問題については答弁できない」旨を繰り返していたが、志位さんは、
「政府がこういう態度を取っているから企業の違法がなくならない」と鋭く迫り、さらに、労働局が厳正に対処しているという大臣の答弁に対し、具体的にそうなってない実態を告発し、厳正に対処していない姿をさらけ出した。
さらに志位さんは、70年代初めの買いだめ、売り惜しみの実態を国会が追及し、企業の役員を参考人として国会に呼び出し、企業の社会的責任を明らかにし是正させた経験を引いて、「トヨタ、キヤノン、パナソニックなどの企業の参考人招致」を委員長に要請した。
これによって、政府の「個別企業の問題については答弁を差し控えたい」という言い分を粉砕した形になったと思う。
大企業の問題が追及されたら、一般論的にしか語れないというのは、大企業から献金をもらっている政党が、スポンサーにものが言えないのと同じだ。
目の前で台風のように嵐が吹き荒れているのに、具体的な問題については答弁を差し控えたいという政府の見解は、国民を見捨てるようなものであり、嵐の夜に台風が来たらどうするのか、一般的な議論をするというものだ。これほど国民をなめきった話はないだろう。
大震災が発生したときに、具体的な実態をつきつけて、「個別的な案件には答えられない」というのが許せないのと同じように、労働者派遣の問題について、個別的具体的な問題に対し、厳正に対処しなければ、法治国家ではなくなる。
夜、国会論戦の紹介ニュースを見ていると、志位質問を取り扱っていないニュースがあった。企業がスポンサーになっている民報では、志位質問を取り上げる勇気がないのか、と思いたくなる。
志位質問は、インターネットを通じて大反響が起こり、後追い的にマスコミが取り上げていくという傾向が強い。今日の質問は、大ヒットだったと思う。今度も反響はネットから始まりそうだ。
「派遣切り」 大企業の無法をただせ 志位委員長が追及(09.2.4)


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Posted by 東芝 弘明