情熱大陸の益川 敏英さん

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夕方から赤旗新聞の購読のお願いに行った。寒い。何という気温の低さだろうか。
寒い中を出て行くのは何だか嫌だったが、日刊紙1部と日曜版2部購読約束をしてもらえたので、気分は少しよくなった。
情熱大陸に益川敏英さんが出ていた。この人の話は面白い。数学も言語の一つと言っていた。音楽が好きでベートーベンの月光を聞いていたが、音楽の譜面もやはり言語の一つだろうなあと思った。益川さんは「楽譜は読めなかった」と言い、「挫折の書」だと言って笑っていたのが印象的だった。
講義をおこなって、「何か質問は」と言い、映像では就職の質問が出た。質問コーナーが編集されていて講義に関わる質問が出た後でこの質問が出たのであれば、それもいいと思う。
でも、ときどき講義の内容に関係のない質問ばかり出たりする。ぼくなんかは、そういう質問が続くと講義をしてくれた方に申し訳ないと思ってしまう。講義をおこなった人間としては、自分の講義の内容に対し質問をしてほしいと考えてしまうからだ。
益川さんは、この学生の質問に対し、「まず第一歩を踏み出すことです。恋愛と同じですよ。この人でなければならないと最初から思わないでしょう。狭くならないでまずやってみることでしょう」
というような意味のことを語られた。いい回答だと思った。
「自分探し」という言い方が好きでない。
自分を探しに行ったとしても、自分なんてものは、たかが20年生きたってありはしない。自分という人間は、日々の出来事の中で育つのであって、どこかに青い鳥がいるわけではない。自分を探しに行くのであれば、現実の問題に向きあって一生懸命じたばたするほうが、自分を探すことになる。
本当の自分は、実際の生活の中で作られる。旅に出ることが自分を探すことになると言うのであれば、それは旅という現実の中で、さまざまな人や出来事を体験し、その中で自分を発見するということだろう。
部屋の中に引きこもって、自分の内面を掘り下げても自分は見つからない。
ぼくはそんな風に考える。


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Posted by 東芝 弘明