弁証法的な本探し

出来事

哲学の講師をつとめるので、不破さんの本を探し回った。本を探す方法は、いつも同じ。ここにあるかなというところを徹底的に探す。ない場合は、この本だな、事務所というふうにしらみつぶしに探していく。そうすれば自ずからありかが絞られてくる。ここになければ、ここにあるはずという具合だ。全部探しても見つからなかったので、もう一度車に積み込んでいる箱を探した。
「あった」
薄いパンフレットの下に本が隠れていた。

本を探す行為は、非常に簡単な作業だが、テーマを決めて一般質問を準備するときも基本は同じ。テーマを追求するためには、狙いが必要になる。この狙い=問題意識に沿って、資料を集め、読んでいく。できるだけ視野広く資料を集め、読み込んでいくと、新しい視野が開かれる。このプロセスは、結局物事を視野広く連関の中で捉える行為に等しい。広く文献に当たることによって、新しい視野を獲得しながら、同時に問題点を絞り込んでいく。広く探せば、焦点が絞られていく。というところが本を探す行為に似ている。

弁証法の講義が一つのテーマだが、本探しからして極めて弁証法的だった。


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Posted by 東芝 弘明