教育委員会との交渉

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気温は低くないのか、そんなに寒くは感じなかった。雨が朝からずっと降り続いていた。冬の雨。
♪♪外は冬の雨まだ寒い♪♪というフレーズが浮かんできた。
総合文化会館の駐車場から教育委員会の玄関の自動ドアまで小走りに走って雨をよけた。
10時から笠田小学校の改築の件で教育委員会との交渉がある。
昨年の12月からこういう話し合いがずっと続いている。一度話し合いが始まると3時間ほどの時間がすぐに経過する。検討すべき問題がさまざまな角度から浮上する。
人間には、状況を見てイマジネーションをふくらませる力がある。こういう力は、未来に対する想像力とでもいうべきものだろう。
人間は、言葉の力によって未来について、状況を想定しながらものを考えられるようになった。ただし、それは、豊かな力ではあるが貧弱な力でもある。
その道の専門家は、自分の経験値によって、その分野についての未来の見通しを、門外漢よりも確かなものとしてイマジネーションできる。
学校の改築の場合、設計士や建築関係の方々は、建物について、ぼくらよりも遙かに具体的にイメージできる。自分の中に蓄積してきた力が、建物の未来の姿や建築途中の建物の姿を具体的に把握できるということだ。
政治家は、政治の分野について、その経験値によって現在と未来を見通せるある程度の力をもつべきだろう。
ぼくにそういう力が培われているかどうかは、ぼくのBlogの過去の記事を読めば分かるかも知れない。
4年前の党大会の時に、新自由主義的な構造改革について書いたことがあるが、そこに書いたことは4年後の今日、どうなっているのか。こういう視点で見ればいい。
4年前のブログの記事は、「東芝弘明の日々雑感」の方に書かれている。
2005年の1月、ぼくは党大会に参加して、新自由主義的な構造改革について、その未来の見通しについて書いた。
民主党政権は、政権交代を勝ち取って政治を運営しているが、早くも小沢一郎さんの金権問題が浮上し、揺れ始めている。
小沢さんという政治家は、野党の時代、時代を動かす大物政治家として多くの方々にその力を認められてきた人だろう。ところが、政権を担いいよいよ民主党を背後から動かし始めると、権力者としての姿が重なって、古い自民党の政治家と同じような、胡散臭さがにじみ出るようになった。
最近読んだ論文では、民主党内の主流派は、一部手直しはあるものの、小泉改革と同じ新自由主義的な路線を走る勢力であり、小沢さんの勢力は、土建にも軸足をおいた旧来の自民党的な政治路線をすすめるものだという分析だった。
言い得ているかも知れない。
地方自治体の陳情や要望を民主党県連にまとめさせ、自分の元に引き寄せることによって、自民党の利権の根を断ち切りながら、民主党と地方自治体との関係を築くという手法は、自民党から民主党へ利益誘導を再編成するだけの話だろう。
このやり方自体、自民党的な政治とそんなに変わりがない。
さて、今日の教育委員会との交渉も、10時から1時前までかかってしまった。外はまだ雨の中にあった。Kさんに傘をさしかけられて、車まで行き、パソコンの入った鞄を持って、今度は自分で傘をさして教育委員会に戻った。
プリンタを借りてMacで印刷をするために。
1時30分から橋本で次の会議が待っていた。


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Posted by 東芝 弘明