予算質疑準備スタート

雑感

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Facebookを読んでいると、突然、「もっと本を読んで勉強しなければ」という思いが湧いてきて衝撃を受けた。今日は質疑の準備で1日没頭する予定だが、その前に椎名誠さんの「活字博物誌」の最初の2つの話を読んだ。自分の考えたことのない話が書かれている。他の人が書いた本を読むという行為は、必然的に自分の考えていなかった地点に自分を運んでくれる。そこには、必ず発見と驚きがある。この発見と驚きに突き動かされて、自分なりの新しい思考が動き出す。視野が広がる。自分の物の考え方に新しい触手のようなものが付け加わり、ときには自分の認識を飛躍させてくれることがある。
ただし、付け加わった触手は、ときには次の新しい地点に自分を運んで新たな世界を広げてくれるものもあれば、しばらくの間は新しい触手が伸びているのだけれど、日常の生活の中でとんがった触手が自分の中に仕舞い込まれていく場合もある。むしろ、仕舞い込まれていくことの方が多いかも知れない。
触手が自分の中で縮こまって自分に同化してしまうと、一生懸命に読んで刺激を受けた本のことを忘れてしまい、数年経ってもう一度未知の本だと思って読む場合さえある。そういう場合は、半分以上読んだ時点で、「はて、この本、読んだことがある」というような既視感がムクムク膨らんできて読んだ時のことを思い出すこともある。

他人が書いた本を読む。自分の思考を未知の世界に誘い込む道案内。ときには、自分の物の見方考え方を痛烈に批判し、変えるほどの力をもつもの。
今日は、椎名誠さんの「活字博物誌」に触発されて、新しい発想の転換のような視点を得た。そういう目で予算書の数字と向きあおう。何か新しい出逢いがあるかも知れない。


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雑感

Posted by 東芝 弘明