議会による議案の修正可決

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かつらぎ町が購入した雇用促進住宅は、定住促進住宅として生まれ変わるが、3月議会に提出される条例案について、検討している。
家賃が高いと思われる。
これを議会の力で下げるようにしたい。
具体的に相談も始めたいと思っている。
鳥取県知事だった片山善博さんのコラムを読んでみた。
それは、NIKKEI NET Biz Plusというサイトに掲載されていた「片山善博の直言・苦言・提言」という記事だ。この記事の第3回「自治体の質を高めるのは地方議会――その議会の質を点検しよう」(2005/03/07)
という記事から引用してみよう。

ところで、筆者は知事に就任した最初の議会で「脱・根回し宣言」をした。爾来(じらい)今日までその方針を通している。その結果、鳥取県議会ではたまに否決もあるし、修正などは日常茶飯事である。他の首長の中には、提出した議案が修正されるなどとんでもないと言う人もいるが、それは間違っている。そもそも議会とは議論する所であって、議論の行方によっては修正や否決が当然予定されているはずだからである。説明責任を追及し、チェック機能が作動するということは、当然結果にも変化が生じうるということだ。そうではなく、とにかくどんなに議論しても結論は決して変わらないのだったら、そもそも議論をする意味がないではないか。

この方のこういう姿勢は素晴らしい。議会の審議を通じて、条例案や議案がより良いものに変わっていく。それこそが議会の果たす役割だという。
議員になって20年、日本共産党議員団は、何度か議案や予算の修正案を出してきたが、それらの議案が修正可決されたケースは全くない。おそらく、日本共産党の先輩議員がつとめていたそれ以前の24年間、合計44年間を振り返ってみても、議案が修正可決した例は全くないのではなかろうか。
44年間、議案の修正が一度もない議会というのは何だろう。議会としての役割を果たしていないのではないだろうか。
かつらぎ町も、議会が自治体をチェックし、より良いものを生み出していくようになるためには、議案の積極的な審議と審議にもとづく修正という時代に入るべきだろう。
議会改革の中心は、形よりも内容だ。議会における審議を活発化して、実際に議会の議論を通じて変化を起こすことが求められている。
この3月議会をその第一歩になるよう力を尽くしてみたい。


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Posted by 東芝 弘明