日本共産党の95年。

雑感

日本共産党の創立95周年。今日もいい天気になった。党創立の95年前も晴天だったという。
日本の歴史の中で一番古い政党で、戦争反対を真っ直ぐに貫いてきた政党です。
ぼくは、この党に18歳の時に入党し、以後39年間党員として活動してきました。自分の中で何を拠り所にしてきたのか、といえば、ものの見方、考え方だと思います。理念から出発するのではなくて、事実から出発して物事の全体像と物事の歴史、発展していく方向を見極めていくという科学的なものの見方、考え方がいいと思ってきました。
いつも意識しているのは、党中央委員会の幹部の発言がこうだから、この問題はこう考える。というのではなくて、それが客観的な真理を含んでいるのであれば、ぼくが考えても同じ結論にたどり着けるということでした。議員になって、自分で調べて、自分で答えを出すことが増えてきました。こういう作業を行う上で、日本共産党が研究方法として確立してきたものの見方、考え方がいつも役に立ってきたと思っています。

日本における社会主義への道というのは、日本国憲法の徹底によって、国民主権のあり方を具体的に充実させ、自由と民主主義が生きる日本をつくる先に具体的に現れてくる社会だと思っています。基本は、生産手段の社会化ですが、どのように具体的に生産手段を社会化していくのかは、これからの運動によります。巨大な生産手段に対して、国民が主人公になり、生産と販売の意志を国民が決定する社会の先に社会主義があるということです。それは、生産手段を国民が管理するという点でも国民主権が貫かれる国になるということです。
国家機構や地方自治体に集まってくる税金の使い道についても、国民が求める方向で決定するということを実現するためには、国家権力を国民の手に移す必要があります。一部の経済的な勢力が、日本の政治や経済を支配する仕組みをやめさせて、国民が管理する社会への移行を実現させることが、日本における民主主義革命になるということです。

最近、分かってきたことは、国民主権には具体的な内容があり、その充実を図ることを通じて、国民主権というものを豊かにするプロセスが、民主主義革命には必要だということです。議員としての一つ一つの要求実現も、豊かな国民主権の実現という課題と不可分に結びついています。そうとらえると、自分たちの身近で地道な運動が、世の中を変えることに深くつながっていることを実感します。

95周年記念のこの日、考えたいことは、国民主権ということだった、ということですね。安倍政権を打ち倒すために必要なのは、主権者としての国民の自覚的な立ち上がりだと思います。


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雑感

Posted by 東芝 弘明