福島原発、収束に向けた工程表

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福島原発事故について、東京電力は、ようやく収束に至る工程表を明らかにした。
多くの国民は、こういう見通しや事態の推移を最初から知りたかったと思う。
なぜ、こういう見通しを明らかにしなかったのだろうか。
もちろん、深刻な予断できない事態のただ中では、こういう見通しを明らかにできないというかも知れない。しかし、通常、緊急停止をしても燃料棒を冷却するのには、何か月かかるということを明らかにし、現状のような事故の場合、冷却に要する期間はさらに延びるという判断は示すことができたはずだ。
これは、工程表と呼べるものではないが、最善のシナリオと最悪のシナリオについては、語る責任はあっただろう。それを、何だかかなり早い時期に収束できるようなものの言い方をしていたのではないだろうか。
このような情報は、20キロ圏内は避難指示、20キロから30キロ圏内は自宅待機というような判断が出たときに、できるだけ早く示す必要があった。国民が知りたかったのは、正確な情報と責任を持った政府機関による判断だろう。しかし、一貫して判断は示されてこなかった。
状況報告ばかりを聞かされて、国民の不安はものすごく増大した。
いったい、国や東京電力は、誰に対し責任を果たそうとしていたのだろうか。国民の生活と命最優先ということではなかったのかも知れない。


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Posted by 東芝 弘明