エリンギと松茸

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知人からエリンギをもらった。袋に3本入っていたが、ものすごく大きい立派なものだった。
一つ、お願い。
エリンギのもっともおいしい食べ方を知っている方があれば教えて下さい。
夜、集金に回っていたら家から電話があった。妻からだった。
「高野山から松茸が届いたよ。今来てくれてるから帰ってこれる?」
松茸は、化粧箱に入っていた。3本。
お返しにはならないけれど、エリンギ1本をお裾分けした。
松茸とエリンギ、今日はキノコづくしだ。
いい匂いをかいでいると、この前聞かせていただいた食品添加物の話が頭に浮かんできた。
「松茸の匂いは簡単に作れる。腐りかけた食品でも、食品添加物で魔法のようによみがえらせることもできる。コーヒーのフレッシュにはミルクなんて一滴も使われていない。輸入食料品にはえげつない実態があるが、食品添加物のおかげで新鮮な食材に生まれ変わる」
こんな話がいっぱい飛び出してきた。
最近、食品添加物の本でよく売れている本がある。書いた人は安部司さん。
本の題名は「食品の裏側」。SAFETY JAPANにインタビュー記事がある。短いインタビューなのでご覧いただきたい。
“食品の裏側”を明らかにする
インタビューの中から少しだけ引用してみよう。

もっと怖い話をしましょうか。ブタに毎日、コンビニの弁当だけを与えていたら、羊水が真っ黒になって、全部が流産あるいは死産したそうです。ブタの場合は、添加物の害がこうして目に見える形になって現れましたが、人間に対しては危害未満になっていて、どんな影響が出ているのかよく分からない状況です。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、キレやすい人の増加など、無関係とは言い切れないように思われていても、はっきりした因果関係は分かっていません。分からないから、私たちはずっと、こうした中途半端な害にさらされたままになっているのです。

コンビニ弁当は、部屋に放置して、何日かたっても腐らないらしい。毎日食べたらどんなことになるのか。ブタの話から想像してみてほしい。
安部さんは、食品添加物の生きた百科事典のような人だという。食品添加物をなくすことはできないので、食品の表示をよく見て、なるべく添加物の少ない品物を選ぶべきだという。
松茸の話から脱線したが、松茸の香りを人工的に作る技法も、まさに食品添加物に関する技術である。松茸の匂いの主成分は、マツタケオールと桂皮酸メチルで、マツタケオールは、化学合成できる。
天然物の松茸に似合わない話になってしまった。
秋の味覚、秋の香り。夕食に香りのいい松茸を食べ、秋の夜長に本でも読んで楽しいひとときを。


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Posted by 東芝 弘明