テレビで個人を名指しで非難した

雑感

開票の速報番組を見ていた。選挙報道をほとんどしないMediaが祭のように開票特番を競い合っていた。Mediaはいつの間にか価値判断をしないようになり、憲法改正の流れが当たり前であるかのように扱い、NHKは、憲法改正の発議ができる3分の2を自公が確保できるかどうかを繰り返し紹介していた。

憲法改正の是非がどうして問われているのか。こういう視点での追及はほとんどしていない。何が正しいのか間違っているのか。Mediaはもしかしたら一番遠いところにいて、判断を停止している。
放送法第4条を引用しておこう。

第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること、という規定をテレビはすっかり忘れているようだ。選挙のときほど、論点を明らかにして、国民が考えられるようにすべきだろう。しかし、今回はほとんど論点を明らかにする努力がなされなかったのではないだろうか。

たれ流しなのに歪んでいる。権力の側に傾いている。

しかし、一番驚いたのは、橋下徹さんだった。コメンテーターとして出てきて、れいわ新撰組が伸びるためには、地方自治体に関わって、首長をとって政策を実行すべきだと言った。これは言い観点だと思っていると、橋下さんは、ある知識人の2人を名指しして、こんな人に応援してもらったら終わりですよ、支持が広がらないと言った。

名指しされた2人は、一方的に攻撃されて、反論すらできない状態で非難された。れいわの支持が広がらないのは、こんな人たち2人が応援したからだ。と言ってのけたのには心底驚いた。こんな話をするような場面じゃなかった。江戸の敵を長崎で討つような発言だった。

「こんな言い方ってあるか。むちゃくちゃやな」

そう思った。驚きだった。普通の人はこんなことはしない。しかも名指ししたUさんについては、別の機会に2回も名前を挙げて避難した。なんという人だと思った。フェアじゃないし、言うべきことではない。なんでこんな風に喧嘩を売って平気なのか。衝撃的な発言だった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明