寒くなってきた

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朝、寒くなってきた。冬の到来だ。新聞配達をしていると手がかじかんできた。
こういう季節になると朝起きるのがおっくうになる。
早く寝ないと明日も新聞配達だ。
今日、集金に回り話をしたところでは、和歌山県知事の逮捕の話ばかりが話題になった。
「現職知事、はじめて逮捕」
「改革は知事にだまされた」
「見損なった」
「選挙に行けへん」
「和歌山県っていっこもいい話、新聞にのれへんね」
「改革派っていうとったけど、何であれ」
「捕まってよかったよ」
「おとなしそうな顔して、あんなんやったんやな」
「腕時計、みんなに見せびらかしとったんやてな」
こんな発言がいっぱい出た。
1品160万円の腕時計とか、25個もあったとか、腕時計を隠そうとしたとか、
新聞もかなりリアルに報道している。
知事は、2つの講演会を組織し、月会費3万円を徴収し、秘書課で管理させかなり自由にお金を使っていたようだ。
「身に覚えがない」
「トンネル工事など、どこでほっているかも知らん」
数日前の新聞で読んだ発言と、発覚していく事実との落差。
毎日、いくつかの新聞を読みながら、浮き上がってくるのは、「確信犯」という言葉だ。
企業・団体献金をもらって知事をおこなうと、絶対に中立・公平ではいられない。
「毎月律儀に会費を納めている企業に対しても、普通の県民と同じ態度で接しますよ」
もし、知事がこう語ってもそれはウソになる。
毎月お金をいただき、そのお金でおいしいものを食べ、車を乗り回し、自由にさせてもらっていた場合、資金提供者にたいして、普通の接し方ができるだろうか。もし、一般の県民と同じ接し方をしたら、資金提供者は非常識な人間という評価を与えるだろう。
「いつもお世話になっています」──資金提供者には、こういう態度をとるだろう。
企業団体献金は法律で禁止されてはいない。ただし、資金の提供を受けているのに無届けであることは、政治資金規正法上、許されない。
法律をクリアしていた場合でも、企業・団体献金は受け取るべきではないだろう。営利を目的としている企業が、見返りを求めない資金提供をおこなうことは考えにくい。
福祉団体への寄付とはわけが違う。
ときの権力者で、しかも工事請負契約に大きな権限をもつ現職知事に、工事請負関係において、県との間で契約を交わす企業が献金をおこなう行為は、見返りを期待しての行為にならざるをえない。
企業に会費を募り、届け出もしないで、しかもその資金を私的に活用していること自体、贈収賄の疑いがある。木村容疑者は、それを罪の意識もなしにやっていた人物だったということだろう。
改革派を自認し、クリーンなイメージを振りまいていた県政のトップは、じつはダーティーな政治家だったということだ。
「だまされた」
木村知事を支持し投票した人の中で、現在そう思っている方は、今回の選挙については、よく考えていただきたい。


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Posted by 東芝 弘明