人のもっているものを引っ張り出す

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スタジオジブリの鈴木敏夫さんの「ジブリ汗まみれ」を聞いていると、「プロデューサーの楽しみって何なんでしょうか」という問いがあり、それに対して鈴木さんが、
「人はね、いろんなものもってる。それを引っ張りだすことなんだよ」
「仕事でも人生でも大事なものはパートナーなんですよ」
と語っていた。
その人がもっているものを引っ張り出す。それがプロデューサーの仕事だというのは、ものすごく的を射た語りではなかろうか。
プロデューサーというのは、自分の思惑どおり人を動かすということではなさそうだ。プロデュースは力業ではないように思う。みんながもっている色々な力を引き出しながら、みんなで前に進んでいく。
もちろん、プロデューサーは、自分で進みたい方向をよく考えている。しかし、その考え方を押し付けるというのではなく、いっしょに考えながらその人の知恵と力を借りて、前に進んでいく。ここに楽しみがあるということだろう。
こういう力を身につけることが大事だろう。プロデュースの達人である鈴木さんは、実に楽しそうにまわりの人の力を引き出しながら、事業を前に進めていく。
さまざまな人と話をして、心を通わせながら進むべき方向を見いだして進んでいく。
それは、自分の頭だけで考えてことを動かすよりも、はるかに豊かで面白いことなのではないだろうか。
どうやってまわりの人に力を貸してもらおうか。誰に相談したら活路が開けるのか。
そういうことを考えて生きていこう。
「大事なのはパートナーなんですよ」
「その人がもっているものを引っ張り出す」
この言葉を胸に刻もう。


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Posted by 東芝 弘明