吹雪 2005年2月1日(火) 

出来事

「お父さん、あのね。鼻詰まって寝れやん」
「ほんでさっきからズーズーいってんのか。鼻かむか?」
「うん」
ティシューを渡す。
「あのね。耳聞こえにくなった」
「そんなときはな、口大きく開いてまた閉じるんや。やってみ」
「……」
「直ったか」
「うううん、あかん」

2階に娘を連れて行くと「お父さん、眠るまでおってね」というので布団に入って眠るのをまっていました。
するとズーズー、ズーズー、鼻の詰まった音がし始めました。
普通は、10分もするとコトンと眠ってしまうので1階に降りてブログ日記を書いたりするのです。今日は勝手が違いました。
ズーズー、ヒューヒュー、ズーズー……
50分近くも、こんな音が続きました。
朝、眠れるだけ眠ったので寝付きが悪いのも影響していたみたいです。
昨日から6歳の娘は風邪をひいて、39度の熱を出しました。昨日の夕方お医者さんに行って看てもらい薬をもらってきました。さすがに昨日の夜は赤いはれぼったい顔でぐったりしていましたが、とんぷくを飲んで熱は下がりました。
当然、今日は幼稚園を休みました。
薬がよくあったのか、今日はすこぶる元気で家に帰ると大はしゃぎしていました。昨日ぐったり、今日大はしゃぎですから落差が大きい。子どもは風邪の子?
役場に行くと、1月31日の商店街のことを書いた「日記」が違うといわれました。銭湯は3軒、スーパーも3軒だというのです。言われたとおり「日記」を訂正しました。
訂正しながら、井伏鱒二のことを思い出しました(この日記はそんな文学作品でも何でもありませんが)。井伏鱒二は、「山椒魚」に対して晩年まで筆を入れ、書き改めたそうです。高校時代の教科書に掲載されていた作品は、完成稿として世に出て評価されていたものです。しかし作家本人はその作品に対して、決して満足せず手を入れ続けました。教科書で読んだ作品とは違う「山椒魚」があるということに奇妙な感じを受けました。
文学作品は、世に送り出して以降作家の手を離れ一人歩きするものです。作品評価も一人歩きした作品に対しておこなわれ、作者は、どんなにまずいと思っても、訂正したいと思ってもその願いは叶いません。
でも、井伏鱒二のような気持ちはよく分かります。また、作家が世に送り出した本に対し、2版、3版と版を重ねるたびに手を入れて行く話もわりとおこなわれているようです。論文などの場合は、こういうことはよくありそうです。マルクスの「資本論」も手を入れ続けた一つの例です。
と言うわけで(説明になっていない?)、「日記」も数字だけ2か所修正しました。井伏鱒二の例をあげると「ブログ日記」とは釣り合わないといわれそうですね。

午前中、橋本に行きました。共産党の市委員会に行くのに1時間20分ほどかかりました。雪で国道が自然渋滞。車の流れは水の流れと同じように、少し停滞するとものすごく渋滞するとJAFの本で読んだことがあります。自然渋滞はいつもいったいどこで何が原因で渋滞したのかよく分からない場合の方が多いですよね。
車の中で聴いていた音楽は井上陽水の初期のアルバム「氷の世界」です。

12時45分過ぎに橋本から笠田に向かいました。岸上で国道24号線に出た頃、井上陽水の甲高い声で「吹雪」と叫ばれていたとき、ものすごい吹雪に遭いました。なんたる偶然。

「そんなに叫ばなくても吹雪だよ」!!


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出来事

Posted by 東芝 弘明