花園村との合併調印式 2005年2月16日(水)

かつらぎ町議会

10時30分から「かつらぎ町・花園村合併協定調印式」が総合文化会館で開催されました。会場には、町会議員・村会議員・自治区長・合併協議会委員などが参加し、この調印を見守りました。来賓席には、木村良樹知事、門三佐博県議、坂越県市町村課長の姿がありました。
裏話をすると、合併調印式というのは単なるセレモニーで、法的な拘束力はありません。合併の是非を決めるのは議会です。合併を正式決定する臨時議会は、2月23日に開催されます。
なぜ、木村知事の臨席を得たのかというと、県下全ての調印式に臨席しているからということのようです。忙しい知事の日程は、この2月16日しかなかった、2月16日に調印式を設定したことによって、かつらぎ町内の住民説明会の日程がうまくとれなくなった。それで説明会は、2回しか開かれなかった。
こういうことのようです。説明会は開かなかったけれど、町長は自治区町会と2泊3日(11、12、13の日程)の旅行には行きました。説明会は要請があれば開くとなっています。自治区に下駄を預けた格好です。昨年は、町当局の方から自治区に「ぜひ説明会を開いてほしい」という態度をとりましたから、ほんと、180度姿勢が違います。
さて、今回の合併は吸収合併です。和歌山県下の合併は、この合併意外はすべて対等合併です。
花園村は1889年(明治22年)に村制を施行してから116年の歴史を積み重ねてきました。この歴史は、23日の臨時議会で合併関係の議案が可決されたら、2005年10月1日をもって幕を閉じることになります。
北浦村長が調印式の締めくくりとして閉会のあいさつをおこないました。途中、少し声を詰まらせたように感じました。
“誰が、好きこのんで村の歴史を終わらせることに喜びを感じるか?”──こんな言葉が頭をよぎりました。
ここ3年間ほど、合併問題に明け暮れました。昨年3月には、かつらぎ町、九度山町、高野町、花園村の合併協議会からかつらぎ町が離脱しました。それ以後は、花園と合併しても自立をめざした町づくりということがテーマになってきました。
自立への展望は見えたのか───。
それはまだ「否」といわなければなりません。腰の座った本格的な取り組みが始まったかという点でもまだ「否」という状況です。
もうすぐ、3月議会が始まります。今年度の予算がどういう内容になるのか。この予算に町当局の努力の到達点が反映します。議員は、この当局の予算と真正面から向き合って、住民の立場で批判的に検討する責任があります。視点が違うので、当局には見えなかった点が見え、知恵も出てきます。相互検討・相互批判の中で、本当に腰の座った町づくりへの取り組みを本格化させなければなりません。
行政改革への態度も「未知との遭遇」です。住民の利益になるかどうかという視点だけで是非を判断できない事態に直面するだろうということです。
行政の真価も問われますが、議員の真価も問われる時代に船は動き出したということでしょう。
午後は事務所で会議。夕方から「かつらぎ民報」WEB版への資料のアップ、読者newsを印刷、「政策・見解」WEB版へのアップ、日曜版の仕分けをおこないました。
夕食に妻と二人で350mlの缶ビールを半分こして飲んだら、ものすごく酔いが回ってしまいました。オヨヨ。


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かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明