存在が意識を規定する

出来事,かつらぎ町議会

雨が降っていた。議会だよりの編集委員会が開かれた。レイアウト前に掲載する記事を集団で選んでから個人作業に移り、手書きのレイアウトを作って、次の日に手書きレイアウトにもとづいて記事を集団で精査して入稿する。編集委員会の全員で記事に対して責任を負うという方法に改善点がある。

この方法も定着してきた。定着すると余り考えなくても流れの中でシステムが身についてくるので楽になる。共通の考え方と方法が集団の身についてくるとストレスが低減する。編集方法については、たえず改善しようとしてきた。改善方法は、今までやっていた編集方法を見直しながら、新しい方法をどう取り入れるかをしっかり議論して導入を図るということを繰り返してきた。作業手順の中に新しい方法を落とし込まないと改善は図れない。

議会だよりという比較的単純な編集作業でも、かなり緻密に計画を立てないと改善は図れない。大きな組織の改善となると、大胆でありながらも緻密な方針を立てないと改善には至らないだろう。意識改革という言い方が嫌いだと書いたことがあるが、今までの組織運営を総括しながら、どこをどう改善すれば改革が実現するのかを見定めないと改善はできない。意識を変えれば変化が起こるというような単純なものではない。意識が変わることは重要だが、その意識の変化を力に現実の組織運営を具体的に改めないと、その意識の変化は、変わらないない現実の中で崩れてしまう。
つまり「存在が意識を規定する」という哲学上の命題が貫徹する。変えたいのであれば、組織の運営の具体的な姿を変えるところまで力を尽くさないと、意識改革は物質的力を持たないで消えてしまう。このことをしっかり自覚して、組織の改善を図るべきだろう。

夕方も雨が降っていた。自宅に帰ると分厚い中国産のウナギどんぶりだった。


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出来事,かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明