和歌山県さん、考え直した方がいいよ

雑感,出来事

トイレの水漏れ工事を直していたのだが、養生する期間が長くなって3週間ほどが経過していた。ようやく工事が再開した。「朝の8時半には伺います」ということだったが、8時10分過ぎにはもう来てくれて、工事が始まった。
「男用の小便器を撤去する」
妻と相談して、こういうことにしたので、水漏れを引き起こしていた小便器を撤去してもらった。原因は、水道管と小便器のプラグとのつなぎ目から水が漏れていたということだった。トイレの壁はブロック塀だった。ブロックの穴のところに水道管を通していたが、昔の工法で水道管が埋め込まれていなかった。埋め込まれていないと地震などで揺れたら、水道管が動いて、壁に差し込まれているプラグのつなぎ目から水漏れが発生することがあるということだった。
「この構造だったら、また水漏れが起こる可能性もあります」
そう言われたので撤去することにした。
「男も座っておしっこしい」
娘がテレビ番組のパネルを写真に撮って見せてくれたので、「そうかい」ということで自宅では坐って用を足すことにした。

この工事に立ち会ったので午後事務所に行った。会議の後、久しぶりに同級生を訪問した。笠田高校が廃校になることで意見交換をした。「日本はどんどん衰退している」という点で意見が一致した。そのあと、長く会ってない人々に何人か電話した。この電話も笠田高校廃止に関わる話になった。誤解のないように書いておくと、笠田高校の廃止は、廃止案が出そうだという話。伊都郡と橋本市を昔から伊都地方と呼んできた。この伊都地方で普通科高校を1つにするというのが、今回の再編計画の考え方だ。
「橋本高校と笠田高校のうち一つを廃止する」というと、圧倒的に笠田高校がなくなると思う人が多い。ぼくもそう思っている。まだ決まっていないという人がいるだろう。12月に案が決定して、来年の3月に計画になる。3月をすぎたら「もう決まったことだから」という人が出てくる。案が長く案のままであれば議論するが、案がすぐ決定されたら、「まだ決まっていない」「もう決まったことだから」と言って及び腰になる。これでは運動なんてできない。

和歌山県は、生徒数が減少して交付税が削減されるので高校を再編するということを軸に物事を組み立てている。衰退に合わせて行政を縮小することに熱心だというのは、なんだろうか。病院の再編計画が打ち出され、高校の再編計画が打ち出される。その一方でカジノを推進して、カジノ反対といえば、「対案を示せ」と息巻く。これが行政の姿勢なのか。こういう姿勢は傲慢ではないか。まずはここから議論する必要もあるだろう。一生懸命にがんばっている地域の努力を意に介さないで、削減計画ばかり打ち出し、カジノに邁進するというのは一体何なのか。
「そういう危機が目の前にあります」
というのであれば、危機感を共有して、みんなでどうしようかと考えるようボールを投げるのが行政ではないだろうか。
「和歌山県さん、考え直した方がいいよ。ホントに」

まずはそう言いたい。


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雑感,出来事

Posted by 東芝 弘明