集金に行ってタマネギをもらって… 2005年6月1日(水)

出来事

朝、11時まで読者ニュース「清流」の原稿に手を入れた。その後役場に集金に行き、職員に1部日曜版を購読してもらった。
昼過ぎに役場の中庭に面して建てられている町史編集室におじゃました。かつらぎ町史の通史編は、いま校正の段階に入り仕上げに向け急ピッチで作業が進められている。今年度から編集委員の方の予算は、1人を除いてカットになったので、現在はボランティアで編集作業に携わっている。和歌山市内から通ってこられている方もいるので、ほんとに頭が下がる。
部屋に入っていくとM先生が食事をとっていた。
「尋ねるのも申し訳ないのですが…」
思わずこんな言葉が口をついて出た。
「笠田小学校の校歌は佐藤春夫さんに作っていただいていますが、いつ頃できたかわかりませんか。校歌が作られたいきさつも分かれば教えてほしいのですが」
私は先生の顔を見ながらそう切り出した。
先生は、箸を置いて相手をしてくださった。
笠田小学校の校歌の話をひとしきり聞き、資料もいただいたが、次第に小学校の北にあるクスノキの話になった。
クスノキのあるところは昔妙楽寺というお寺があり、十五社(じゅごせ・現在はじごせ)という神社があったという。十五社というのは、十五の神さんを祭っていた神社だと教えていただいた。
その話の中から、靖国神社は、神社の位でいえば七番目の神社であり、あそこには天皇家の人間は祭られていないという話も教えていただいた。
校歌にまつわる話は、また別の機会に書きたいと思う。
町史編集室で話し込んでいると1時30分をまわってしまった。
自宅に帰ると娘がピアノの前に座って、即興でオリジナルな曲を弾いていた。
静かな感じの曲に聞こえる。真剣な顔で鍵盤に向かい、右腕の上に左腕をクロスさせるという高度な指使いまでしていた。
勝手気ままに、自由に、でたらめに弾いているのに様になっているから不思議だった。
遅い昼ご飯を食べていると、娘は、おばあちゃんに連れられて、駅前の音楽教室にピアノの練習のために出ていった。水曜日は週1回の練習日だ。
家で妻と一緒に練習しているのを見ていると、泣きながら「でけへん、でけへん」といってピアノにしがみついていることが多い。右と左の指をかなり複雑に動かして弾く課題曲まで練習は進んでいるが、テキストどおり引けないと腹が立ってくるようだ。
娘は、人に言われると、無性に腹が立ってくるという性格の持ち主である。母親に違うと言われるたびに半泣きになって大きな声を出す。
それでも、ピアノに八つ当たりするわけでもなく、泣きながら弾けるようになるまでやり遂げるので「性格わるうー」と思いつつ、「えらいなー」と感心する。
事務所に戻ってから読者ニュースを完成させて、町議団の「政策・見解」と「コラム街角」に記事をアップした。
夕方からは集金。Aさんのお宅では、ジュース工場の生産の話を聞かせてもらった。Kさんのお宅ではタマネギをいただき、Yさんのお宅で花見の時にとってもらった写真をいただいた。次のお宅では、奥さんと話していると旦那さんが帰ってきて、「まあ、上がりなよ」ということになって、いろいろな話をさせてもらった。
仕事場で物作りをおこなっている人の話を聞くのはおもしろい。
自宅に帰ると娘は妻の横でスヤスヤ眠っていた。2階に連れて行ってベッドに寝かせてあげた。
風邪ひきもお医者さんの処方した水薬が合ったらしく、咳をしなくなった。
寝顔を見ていると、今日も楽しい一日だったような気がする。
PS ブログのスキン変更しました。スキンの種類が少ないのは何とかしてほしいです。自分で作る気持ちはないので、Exciteさんよろしくお願いします。


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出来事

Posted by 東芝 弘明