笠田小学校の卒業式で 2006年3月20日(月)

出来事

先週の金曜日、一般質問の日は、体調を崩していたので役場内の日曜版配達ができなかった。職員が来るまでに配達しておこうと思って7時45分頃役場に着いた。配達のために歩いていると体が温まってくる。
8時10数分に自宅に戻って、朝ドラを見て卒業式の40分ほど前に笠田小学校に着いた。
まだ受付に名前を書いている来賓の方は1人だけだったし、受付に立っている人はいなかった。
署名をして、スリッパに履き替えていると養護の先生が出迎えに来てくださった。
「お早うございます。ありがとうございます」
「本日はおめでとうございます」
こんなやり取りをして、2階の控え室に上がらせていただいた。
式は9時30分に始まり11時に終了した。
6年間の小学校の課程。
子ども達は、背中に背負ったランドセルが小さくなるにつれて、さまざまなことを学び、経験してたくましくなった。
一人一人の胸の中に思い出が染みこんでいる。
6年間の忘れがたい印象は胸に刻まれ、その印象がこれからの生きる力となる。
親は、子どもに関わる中で、だんだん親になってきた。
教師は、子どもに教える中で、だんだん教師になってきた。
子どもは、まわりの人々に大切に育てられる中で、だんだん心豊かになってきた。
みんな、はじめから豊かではなかった。
みんな、はじめから自信なんてなかった。
親と子、子どもと教師
深く関わり合う中でだんだん豊かになってきた。
小さなしずくが、だんだん波紋を広げるように、
時間がかかって豊かになってきた。
6年間。
かけがえのない大切な豊かな時間。
お父さんやお母さんが胸ふるわせたのは、
小さかった子ども達の姿が今日の姿に重なったから。
6年間の心配事や悲しみや喜びが一度に重なってきたから。
終わってから銀行に行き、事務所に立ち寄り、文房具屋さんに行って細い0.1ミリの赤と黒のペンを買い、自宅に戻ると娘がおばあちゃんとお昼ご飯を食べていたので、ぼくも昼食に合流した。
娘に卒業式の話を聞いた。
「9時半から11時まで長かったなあ。1時間半もあったやろ」
「ちがうで、お父さん、3時間あったんやで」
「えっ」
「3時間目まであったやろ」
「そういうことか。あのね1時間半やで。9時半から11までやからね」
「長い話が続いたけれどどうしてたん?」
「あのね、いろんなことを考えたらいいよって教えてくれた。だからね、今日のお昼何かなーとか、おやつ何かなーとか、晩ご飯は何かなーとか考えてたんや」
なるほど。なかなかいい方法だ。
1年生の出番は、校歌や卒業生を送る歌など。はじめの方と終わりの方に出番があるだけ。後はひたすら静かにしておしっこを我慢するだけだ。
その間に大人の難しい話を聞き続けるという難問がまっている。
みんな、そういう体験をして大きくなっていくのだ。
昼からは予算書の調査のために役場へ。
夕方から橋本の会議に向かった。組合の結成のための会議で、来賓としてあいさつをさせていただいた。
夕食は吉野家の牛鍋定食480円也。


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出来事

Posted by 東芝 弘明