学校司書の果たす役割

雑感,出来事

朝は忙しい。洗濯をして干して、食洗機に食器を入れ汚れ物を片付けて、ゴミ出しの日にはゴミを出して、9時前に出発したいと思って生活している。今日はガソリンを入れる必要があったので、8時50分に家を出たが、打田の古和田のローソンのある交差点に到着したのは9時30分だった。

紀の川市議選挙の応援に来ている。4年前に2議席を3議席をした議員団の、3人の議席を確保する2回目の挑戦となる。毎日、たくさんの人の応援がなければ、浮上するのは難しい。告示までにできるのは政治宣伝だ。日本共産党の議員団が掲げている政策や今までの実績の訴えを徹底的に伝える宣伝をしたい。紀の川市は、議員団の提案によって中学校体育館へのエアコン設置が実現し、学校に司書職員が配置され、司書の増員が実現した。学校図書館(どんなに小さくても学校は図書館という。図書室というのはない)に司書が配置されたら、子どもの読書をめぐる状況は大きく変化する。学校の図書館は、子どもと教員のための情報収集機関であり、先生方の教材研究の蓄積を行い、教員をサポートするという任務も背負っている。この分野が充実していけば、学校の質は大きく変化する。

もちろん、子どもが本を通じて成長するという点で、司書の果たす役割は大きい。つくづく教育や施設に必要なのは人だと思う。人がいて、図書館が開いていれば、子どもたちとの関係は自然に構築される。図書館の機能の一つにレファレンス活動がある、これは、子どもが調べたいという思いに応えることにつながるし、子どもの質問に答えて本につなげることもできる。子どもの自発的な知的欲求に応える形で対応できる活動が、図書館を通じて実現できる意味は極めて大きい。かつらぎ町には、きちんとした形で司書の配置がなく、配置されている学校もあるが、制度として司書配置が実現しているとは言いがたい。

専属の司書がすべての学校に配置されると、学校図書と町立図書館との連携が生まれる。これが生まれると、本の共有が実現できるので、図書館事業は大きく変化し始める。
紀の川市が、こういう変化を生み出せる条件が整ったことは、極めてうらやましい。全国最下位の学校図書館司書配置を克服して、新しい学校の条件が生まれたことは大いに評価されることだと思う。

市議団は、学校給食の無償化や乗り合いタクシーの実現を訴えている。人口6万人を超える市で学校給食の無償化が実現するのは、新たな希望になると思われる。日本共産党の議員の確保は、住民の願い実現に直結するのは間違いない。

日本共産党ほど、世間から嫌われている政党はないだろう。戦後、大企業の中で日本共産党は、日本共産党員というだけで、労働組合を除名になり個人と会社との契約に切り替えられて、低賃金を押しつけられたり、事実上、共産党員とのあいさつを禁止する、他の労働者との人間関係を遮断するということが平気で行われてきた。このような人権侵害を打ち破ったのは、日本共産党員による長い裁判闘争だった。こういう差別的な状況が社会の中にもある程度蔓延し、共産党員は世間から疎まれる存在という時代が長く続いた。1980年代以降は、「日本共産党を除く」という政治状況が当たり前のようになり、政治的な排除がかなり長期にわたって続いてきた。これとあわせてソ連、中国を利用した共産主義には自由がないという宣伝も盛んに行われた。

このような状況に対し日本共産党は、一致点で運動を広げる努力をし、ここ6年間は野党共闘の流れを生み出して打ち破ってきたが、日本共産党を色眼鏡で見る風潮が、完全になくなった訳ではない。衆議院選挙で日本共産党と立憲民主党との共闘関係が批判され、「あの日本共産党と一緒になって選挙をたたかうのはおかしい」と言われると、それが一定の力をもって働くということになった。
中国やソ連と同じ、名前が悪いという意見もいまだにある。しかし、日本共産党は、中国が人権侵害と非民主的な国家運営を行っていること、核兵器廃絶に背を向けていることなどを踏まえて、決別するという態度を取った。中国は社会主義を目指す国とはいえず、社会主義の名に値しないというのが、日本共産党の見解だ。こういう態度を示したので、「日本共産党は中国共産党と同じ」という宣伝は少し下火になった。
総選挙で持ち出されたのは、暴力革命の党だということや安保条約の廃止を掲げる特異な政党なので立憲民主党との共闘は野合だという類いのものだった。日本共産党にはマイナスイメージがあるので、麻生さんや安倍さんは、「立憲共産党」という言葉で共闘を批判した。「立憲共産党」という短いネーミングは、立憲が共産党になったと言わんばかりのものであり、短い言葉で批判するものだっただけに、一定の影響を与えた。共産党は特異な政党だという土壌の元で立憲共産党という言葉が、ネガティブキャンペーンとして力をもったということだろう。

日本共産党の政策は、極めて建設的に組み立てられている。それは地方政治も同じ。具体的な要求に基づく具体的提案。ここに日本共産党の活動の中心がある。共産党の議員が地方議会うにいたら、住民の願いが次第に実現して、住みよい町に向かい始める。ここに日本共産党議員の値打ちがある。紀の川市議選挙。ぜひ3人の議員を当選させていただきたい。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感,出来事

Posted by 東芝 弘明