『ジョジョの奇妙な冒険』

雑感

『ジョジョの奇妙な冒険』は、「少年ジャンプ」に1986年から連載され、次第に主人公たちが波紋という能力を使うようになり、不死身の肉体を得たディオと息をのむようなたたかいを繰り広げる。ジョジョというのは、ジョースター家の血を引く主人公のあだ名で、主人公たちはすべてジョジョに関連した名前になっている。最初の連載からすると37年ものあいだ、荒木飛呂彦さんは、この作品世界を書き続けている。18世紀から21世紀にわたる物語。物語の舞台はヨーロッパや日本、アメリカだろうか。
スピンオフ作品に『岸辺露伴は動かない』がある。岸辺露伴の話は、全く知らなかったが、NHKのドラマで高橋一生さんが岸辺露伴を演じたドラマがあったので、気に入ってみていた。おどろおどろしさがうまく描かれていて、楽しめた。

『聖闘士星矢』や『ドラゴンボール』が果てしなく強くなっていって、惑星まで壊しかねないような破壊力を身につけてたたかうのに比べると(それでも一番強いのはドクタースランプのアラレちゃん。地球を何度も半分に割ってしまう破壊力をもっている。こういう真似はガッチャンにしかできない(笑))、『ジョジョの奇妙な冒険』に描かれるたたかいは、心理戦や頭脳戦が多種多様に描かれ、肉体的に強い人間が肉弾戦を繰り広げるというものではない。ひ弱なひょろひょろした人間が、人間の心理に影響を与えるとんでもないスタンド使いというケースもある。このような戦い方が漫画界に大きな影響を与えたのだという。

今回見たのは『ストーンオーシャン』のシリーズ、空条徐倫(くうじょうじょりーん)の話だった。ノンストップのたたかいがいろいろな形で展開していく。荒木飛呂彦さんのつきることのない構想が見るものを引きつける。

1986年、ぼくは26歳だった。笠田駅前にある同級生が経営しているカフェで、毎週少年ジャンプを手に取り、ディオとジョースターのたたかいを読んでいた。波紋のシリーズからスタンドに移るときに連載が一旦終了したような記憶がある。スタンドになって連載が復活してからは、そんなに集中して読まなかった。しかし、ディオとジョースターのたたかいと因縁は、ずっと記憶に残っていた。調べてみるとアニメもずっと続いていて、一番新しく配信されているのがPart6の『ストーンオーシャン』だった。そこから先は、パラレルワールドの世界へと移り、物語はまだ続いていく。最初に描かれたディオとジョースターのたたかいからもう一度追いかけてみるのがいいと思っている。


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雑感

Posted by 東芝 弘明