小泉今日子さんの本を買った

雑感

『あまちゃん』の再放送を見ていると、小泉今日子さんに興味と関心が湧いてきた。読売新聞に長く書評を書いてきた人で、『小泉今日子書評集』という本が中央公論新社から発売されている。書評が書かれていた期間は2005年から2014年の9年間。ときどきこの人の書評を読売新聞で読んでいたころ、「小泉さんは文章がうまい人」だと思っていた。

自分の考え方をもって、自分の人生を生きているというのが伝わってくる。『あまちゃん』では、10代の春子を有村架純ちゃんが演じていて、薬師丸ひろ子演じる鈴鹿ひろ美の影武者として「潮騒のメモリー」を歌わされる。この歌を全く事情を知らないアキ(能年玲奈)ちゃんが、足立ユイ(橋本愛)ちゃんと一緒に地元のアイドル「潮騒のメモリーズ」として歌う。小泉今日子の歌が『あまちゃん』の核になっている。歌えない歌手という設定の鈴鹿ひろ美が、歌う「潮騒のメモリー」の良さとともに思い出深いものになっている。

『あまちゃん』を見ていると、小泉今日子さんの本を読みたくなってきた。書評のことを思い出して検索してみると書評集があったので買い、さらに『小泉今日子の半径100m』も合わせて買うことにした。自分の考え方を生き方の核に据えて、いいたいことはきちんと態度を表明する人に魅力を感じる。書評集を読めば「新たな本に出会えるということも起こるだろう」という予感がある。

芸能界で生きている人々が社会のことに対して、自分の考え方を表明できるようになればいい。そうなれば若者にも意見を表明していいよということが伝わる。政治や社会のことは、自分の人生や生き方に深くつながっている。自由に自分の人生を生きることが妙に難しい日本という「忖度蔓延者会」を変えてほしい。小泉さんはそんな気負いもなく、発言をされる。若い頃から移動のときや待ち時間のときはずっと本を読んできた人。この人の目から見た世の中に触れてみたい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明