緊張した一般質問

未分類

一般質問が終了した。
実は、今回の幼保一元化の質問には、自分の中でかなりの緊張感があった。
論理の組み立てとして、いつもは、YESとしか答えられない問いを組み立てながら、決断を求めていくという組み立てをおこなう。
いくつかの質問に答えていくなかで、一歩踏み込んで答えなければならない状況をつくって、答弁を求めていくという方法だ。
しかし、今回の質問は、かなり早い段階で町当局の方針が、検討不十分だということを明らかにして、もう一度原点に立ち返って幼保一元化のあり方を提起していくという方法を取った。
なぜ、このような方法を今回は採用したのか。
町長が所信表明の演説で幼保一元化の方針を打ち出した。しかし、調べていくとこの方針については、ほとんどまともな検討がおこなわれていないという確信があった。
町長に見解を問いただしていくと、まともに答えられないことが十二分に予想できた。
しかし、以前の町長だったら自分の言い分にこだわるので、一度答弁したら、その答弁に固執して、その答弁を翻すのは困難になる。
多くの人は、自分で主張したら、その認識を翻して考えを転換するようなことはしないし、できない。多くの人は、たくさんの他人が観ているなかで、自分の立場や見解をなかなか変えられない。そこには人間としての意地がある。
それは、ほとんどの人にあてはまる。ぼくはそう思っている。ぼく自身もその1人だ。
ただし、現在の山本町長は、非常にまじめで謙虚なところがあるので、不十分な答弁が続くと自分の見解に迷いが出てくる人である。
政治家として、変な意地を張るところがない。
ぼくは、町長のこの性格を信じて今回のような質問を組み立てた。
自分の意図した方向に質問を進めることができる。そういう確信は、7割ぐらいあった。しかし、3割はやはり不安だった。はたして、このようなやり方で、町の方針転換を求め、成果を生み出すことができるのか。
今回は、町の方針が打ち出されているなかで、それを大きく転換させるという意図をもった質問だったので、どうしても町が打ち出した方針に正面から向き合わなければならなかった。
結果はどうであったのか。
ほぼ、自分が描いていた方向に質問を進めることができた。
おそらく、いつも以上に質問は硬かっただろうと思う。原稿を超えて自由に語るということよりも、予定していた原稿から離れることができなかった。いつもは、波に乗ってくると、原稿から離れてやり取りにあわせて質問を展開しはじめるのだが、今日は、原稿の線に沿って質問をおこなう形になった。
途中、のどが渇き何度かつばを飲みこんだ。
思いの外緊張していたので、質問のあと体調が壊れてしまった。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

未分類

Posted by 東芝 弘明