極めて難しいよ。文字組は。

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宮井議員から「民報の文字を大きくしよう」という提案をうけた。文字の大きさと文字間、行間、文字の詰めというバランスが非常に難しい。
今までは、10.4ポイントの1行12字、40行、7段というような文字組をしていた。いろいろ検討した結果、12ポイント、1行12字、39行、7段という文字組にした。12ポイントにしても1行に12字入るようにするため、横100%、縦92%という扁平な文字を使用することにし、段と段との間を5.5ミリに設定した。
新聞の文字を皿のようにして眺めると、文字は四角ではなく横長の扁平文字が採用されているのが分かる。文字詰めもほとんど文字と文字とがくっつくような感じになっている。したがって文字間はマイナス1という値を設定した。
文字を大きくすれば、7段とれなくなったり、段と段との間が狭くなりすぎたりする。あちら立てれば、こちら立たず。
文字を大きくしながら、きちんとした段組を組もうと思ったら、扁平文字を導入しなければならなくなった。どのくらい扁平させても読みやすい文字になるだろうか。この微妙な調整がよく分からない。(試行錯誤×試行錯誤)の2乗みたいな限りなき調整になってしまう。
できあがった文字組でいいのだろうか。
一抹の不安はぬぐえない。
日本語の文字の詰めは、芸術品なのだとつくづく思う。
OpenTypeのようなFontには、Font固有の文字詰め情報なるものがあり、微妙な微調整を施すようになっている。その上、さらにレイアウトソフトは、非常に複雑な文字詰め情報があり、かなり細かく設定できるようになっている。
どのような設定にすればいいのか、分からないことの方が多い。
レイアウトソフト以外のソフトの多くは、この文字詰め情報や文字の管理が非常に大ざっぱで、段組によるレイアウトをおこなっているとうまくいかないような事態に出くわしたりする。
インターネット上で言えば、文章の末尾は、句読点やつながった英単語の処理がうまくいかない。変に隙間を空けて改行されることが多い。
印刷物のようにきれいな文字の配列が、インターネット上で実現するのはいつのことだろう。
文字組の設定にかなりの時間が割かれたので、民報の原稿作成は、まだ始まったばかりの状態だ。
がんばろう。


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Posted by 東芝 弘明